今までお金を借りたことがなかった人も、今回は借りてみよう!と決心するキャッシングデビュー。でも、サラ金でお金を借りるなんて…!とついつい及び腰になってしまう人も、実は少なくないようです。
サラ金って、確かにあまり良いイメージはない言葉ですよね。ところがこのサラ金、今で言うところの「消費者金融」なんです。今は多くの人が気軽に使っている消費者金融、全く心配しないで利用できます。
そうなると、今度は申し込みの手続きが気になるもの。面倒なの?必要なものは?身分証明書は顔写真がないとダメなの?
様々な疑問が出てきているかもしれませんね。先に不安を解消して、間違いのない申し込みを目指しましょう。
サラ金と言うと、とにかく怖いというイメージがありそうです。昭和の時代にいた借金取りのようなものを想像してしまうのでしょう。しかし、このサラ金とは、サラリーマンを対象とした個人融資が始まりでした。今の消費者金融と何ら変わらないのです。
このトラブルは社会的な問題になり、テレビや新聞を賑わせました。多少年齢が上の人なら、当時のニュースを覚えている人も多いでしょう。サラ金、つまり消費者金融は、一部の人たちのトラブルで、そのイメージが悪くなってしまったのです。
社会的な問題として注目されてしまった消費者金融業界は、様々な反省点を踏まえ、クリーンな経営をより心がけるようになりました。国家も金融トラブルを重大視し、法律の整備強化に乗り出したという一面もあります。それが貸金業法の改正です。
貸金業法とは、サラ金(消費者金融)代表とする、貸金業者が遵守しなければならない法律のこと。金利や貸付限度額、借入資格などについて詳細に制定されている。
また、利用者にも深く関わる項目が多く、業者だけではなく、利用者も最低限の知識は持っておくべき法律と言える。
貸金業法は昔から存在していましたが、内容に不備があると指摘され、2010年6月に改正に至りました。
項目 | 内容 |
---|---|
貸付金額の制限 | 年収の三分の一以上の貸付禁止(総量規制) |
専業主婦の借入制限 | 配偶者の同意を必要とする |
証明書類の徹底 | 身分証明書・収入証明書必須 |
他にも細かい項目が設定されていますが、利用者が知っておくべきことは、こちらの項目でしょう。どれも返済時のトラブルを避け、健全に利用できるように改正された内容です。
年収の三分の一以上の貸付を禁じるということは、裏を返せば利用者が年収の三分の一以上を借りられないということになります(総量規制)。
人によっては不便を感じるかもしれませんが、借り過ぎを防止するという点では優れた内容です。
他にも、返済が配偶者の収入からになる専業主婦の借入についての規制や、必要な証明書の提出強化など、面倒なトラブルを未然に防ぐ内容になっています。
お金を借りる時、必要になる書類があります。これは犯罪防止や借り過ぎ防止のためであり、貸金業法で定められていることです。中には書類の提出を面倒がる人もいるのですが、どうしても必要なことですので、先に準備してスムーズにこなしてしまいましょう。
必要な書類は二種類です。
身分証明書は、申し込みをする人と、お金を手にする人が同一人物であることを証明するために提出します。
当たり前のようですが、他人の身分証明書を使って不当な借り入れをしたという犯罪もあったため、今では必ず本人という証明が必要になっています。
収入証明書は、年収の三分の一以上(総量規制)を借りないようにするための必要とされています。申し込みの時に必ず年収を申告するのですが、その年収が高ければ高いほど、貸付限度額が高くなる可能性が高くなります。
貸付限度額を高く設定したいがために、嘘の年収を申告する人がいないとは限りません。収入証明書の提出は、そういった行為を防ぐ効力があります。
消費者金融でお金を借りる時、必要なのは身分証明書と収入証明書です。他にも提出を求められることは滅多にありません。先にこの二種類を揃えておけば、スムーズに申し込むことが可能です。
「先に身分証明書だけ送って後から収入証明書を送ればいいや」と、そんな考えではいけません。書類不備のために連絡が来るということはまずありませんし、そのまま審査に落とされてしまいます。そんなことにならないよう、申し込みの前に必要な書類を揃えておきましょう。
身分証明書として提出できるものは、おそらくあなたが思っているよりも多くの種類があります。代表的なものをチェックしてみましょう。
証明書 | 特徴 |
---|---|
運転免許証 | 国家が発行している。 顔写真がついている。 |
健康保険証 | 公的機関が発行している。 顔写真はついていない。 |
住基カード | 地域の役所で発行される。 顔写真があるもの、ないものに分かれる。 |
公共料金支払領収書 | 水道料金が最も良いとされる。 二枚以上必要とされることが多い。 |
運転免許証は、誰もが知っているものですよね。説明の必要もないでしょう。国家が発行する公的な証明書ですし、顔写真がついていて、本人を特定するにはもってこいのものです。ただ、誰もが持っているわけではないので、運転免許証だけが身分証明書に使えるというわけではありません。
健康保険証は、お勤めの人なら会社から渡されますし、扶養の人も同じでしょう。自営業であれば国民健康保険証がありますね。顔写真はついていませんが、問い合わせをすればすぐに本人かどうかの確認が取れますので、こちらも強力な身分証明書です。
住基カードは運転免許証を持っていないけれど、健康保険証を持ち歩きたくないという人に向いています。お住まいの地域の役所で発行してもらえますよ。顔写真入り、なしが選べます。
このように、身分証明書は必ず提出することが義務付けられていますし、それなりに種類があります。
ただ、「必ず顔写真が必要かと言うと、実際はそうでもない」と言えるようですので、顔写真入りの身分証明書を持っていない人でも、申し込みをすることが可能です。
身分証明書と並び、提出が義務付けられているのが収入証明書です。これは年収がいくらなのかを、きちんとした書類で証明しなくてはならないということですね。限度額の設定にも関わりますので、しっかりしたものを提出しましょう。
証明書 | 特徴 |
---|---|
源泉徴収票 | 勤務先から発行される。 確定申告に利用できる。 |
納税証明書 | 役所で発行できる(申請が必要)。 |
給与明細 | 勤務先から発行される。 直近二ヶ月分が求められることが多い。 |
代表的な収入証明書がこの三種類です。お勤めの人なら源泉徴収票か給与明細が手軽に準備できるでしょう。自営業の人は納税証明書が一番良いとされています。
どれも収入を証明するにはうってつけのものなのですが、うっかりしていると、手元にあるかどうかも分からなくなってしまう人が多いのではないでしょうか。特に源泉徴収票は年末に発行されることが多いため、人によっては新年度前に処分してしまうかもしれませんね。
お金を借りる予定がある人は、手元にある証明書となる書類を紛失しないように気を付けましょう。一度なくしてしまうと、どれも再発行してもらいにくいものばかりですよ。
収入証明書の準備は、人によっては少々面倒かもしれません。特に役所に行って申請しなければいけないものになってくると、お金を借りるのも面倒になってしまいますよね。かと言って、借りたい時に借りられないのも困りものです。
ところが、収入証明書がなければ、貸金業法に違反することになり、お金を借りることができません。このせいで、申し込みを躊躇う人がいるのも確かかもしれませんよね。
そうなっては大変だということで、実は貸金業法の中にも、ちょっとした抜け道があります。違法でも何でもありませんので、そこは心配しないで下さいね。
収入証明書は、一定の条件を満たしていれば、提出する必要なく申し込みをすることができるのです。
消費者金融で審査をする時、収入によって貸付限度額が決められます。この収入は本人の申告と、収入証明書によって決定されるわけですが、この時に重要なのは、「申込者本人がどの程度の限度額を希望しているか」ということです。
簡単に言ってしまえば、「××円以下の借入なら収入証明書不要」ということです。
この××円は、各社が自由に決めることができます。これは貸金業法に違反するわけではありませんので、もしCMでこのようなことを言っていても、警戒する必要はありませんよ。
準備が少し面倒な収入証明書。一定額以下の借入なら、提出しなくても大丈夫だということが分かりました。しかし、それなりに高額を借りたいと思っているのであれば、やはり提出を求められることは仕方ありません。
銀行系カードローンも収入証明書の提出を求められますが、消費者金融と同様、一定額以下の場合は提出しなくても大丈夫であるケースが多くなっています。
金額はやはり各銀行によって違いますが、ほとんどが消費者金融よりも高い設定です。収入証明書なしで高額を借りたい人は、銀行系カードローンを狙ってみるのも良いでしょう。ただ、消費者金融よりは少し審査が厳しいかもしれません。
消費者金融を利用する時、最初に考えたいのは、大手の会社ではないでしょうか。中小の消費者金融にも魅力はたくさんありますが、大手の消費者金融は、それを上回るメリットが多くあります。初心者には一番良いと言えるでしょう。
お金を借りるということはデリケートなことです。そんな時、社員の対応が細やかであったり、何かトラブルが起きた時に素早く対応してもらえるのは、かなり不安を和らげることができますよね。
また、大手のほとんどが即日融資可能です。いつ審査の結果が分かるかな?とドキドキしながら過ごすよりも、すぐに結果が分かった方が気が楽ですよね。消費者金融に慣れるまでは、まずは大手を使ってみると良いですよ。
それでは、大手と呼ばれる消費者金融をチェックしてみましょう。たくさんの消費者金融がありますが、テレビのCMなどでよく見かける大手の中の大手は以下のようになります。
消費者金融 | 金利 | 限度額 | 収入証明書不要額 |
---|---|---|---|
アイフル | 4.5%~18.0% | 500万円 | 借入希望額50万円以下 |
プロミス | 4.5%~17.8% | 500万円 | 借入希望額50万円以下 |
アコム | 3.0%~18.0% | 800万円 | 借入希望額50万円以下 |
この3つの消費者金融はとても有名です。消費者金融に興味がなくても、名前くらいは知っているという人も多いほどに周知されていますよね。
また、身分証明書に関しても、どこの消費者金融も、特に「顔写真入り」という指定はありません。運転免許証、健康保険証、住基カードなど、普段からよく使うもので充分でしょう。
限度額と収入証明書の問題で、消費者金融では難しいという人は、銀行系カードローンを狙うようにしましょう。審査は消費者金融より少し厳しいですが、過去に金融関連のトラブルを起こしていなければ、審査に通過する可能性は充分にあります。
カードローン | 金利 | 限度額 | 収入証明書不要額 |
---|---|---|---|
三井住友銀行カードローン | 4.0%~14.5% | 800万円 | 借入希望額300万円以下 |
三菱東京UFJ銀行 バンクイック |
4.6%~14.6% | 500万円 | 借入希望額100万円以下 |
みずほ銀行カードローン | 3.0%~7.0% | 1000万円 | 借入希望額200以下 |
日本の3大メガバンクから発行されているカードローンは、幅広い層からの人気を得ています。限度額が消費者金融より高いことが分かりますね。バンクイックは消費者金融とほぼ同等の限度額ですが、収入証明書が不要であるラインは消費者金融よりも高く設定されています。
どの銀行系カードローンも、収入証明書の提出を不要とする金額が、消費者金融よりも高くなっています。
特に三井住友銀行カードローンは、300万円以下であれば提出不要となっており、高額を扱いたい人にはかなり良い商品と言えますね。
証明書の数々は、普段はあまり意識しないものです。いざ申し込みとなった時に慌てないよう、事前に調べておきたいですね。また、無駄足にならないように、本当に必要かどうかもきちんとチェックしておきましょう。
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