仕事を辞めて無職になっても、多くの人は社会保険制度で当面は安心できることでしょう。中には、新しい仕事を求める前に、職業訓練でスキルアップする人もいます。
とはいえ、無職期間が長くなればなるほど、ちょっとお金が足りない瞬間が出てくるものです。キャッシングやカードローンをしようにも、無職では審査に通らないという噂も。
でも、職業訓練中ならどうなのでしょう?確かに無職でも、何もしていない無職とは大違いのはず。無職でも借りられる方法についてチェックしてみましょう。
職業訓練という言葉を知っていても、それがどんなものであるのか、正確に知っている人はどれくらいいるのでしょうか。実際に職を失ったり、転職を考えたりしない限り、受けることにならないと、考えもしないかもしれませんね。
一般的な企業が行っている資格セミナー等とは違い、職業訓練は、公的、あるいは半公的な機関が提供している技能習得のための場です。公的な機関であるため、保証が手厚いということもありますが、社会保険に加入していたことが利用条件となります。
給付金と言えば、まず失業保険が思い浮かびます。説明した通り、職業訓練を受ければ、自己都合でも時間を置かずに給付されることになっています。日々の生活に安心できそうで助かりますね。
この給付金ですが、もらえる期間は平均で90日程度になっています(年齢や勤続年数によって差が出ます)。しかし、職業訓練を受けていると、少し話が変わってくるのです。
つまり、職業訓練の期間が長ければ長いほど、失業保険の給付金をもらえる期間も長くなるということです。もちろん、きちんと職業訓練を受けていなければいけませんが、かなり役に立つ豆知識と言えるでしょう。
お金に困った時、人が素直に考えるのがキャッシングやカードローンでお金を調達することです。返済する自信があるのなら、それは全く構わない選択でしょう。むしろ、少しお金に余裕ができて、求職もうまくいくかもしれませんよね。
問題は返済能力です。失業中は就労中の社会保険による給付金や、繋ぎのアルバイトなどが収入源となります。また、職業訓練を受けている人は、繋ぎのためのアルバイトをしている時間も中々ないはずです。就労中よりも格段に返済能力が落ちていると言えるでしょう。
「給付金を返済に充てればいいのでは?」と、おそらく誰もが考えることと思います。でも、それはNGです。給付金はあくまで、失業中の生活をサポートするために給付されるものであり、借金の返済に充てることは許されていません。
この二点から、職業訓練中にしろ、もしくは訓練も受けていない無職にしろ、キャッシングをすることがとても難しいことが予想できます。これはかなり厳しい状況と言えるでしょう。
考えてみれば、失業保険給付を受けていようが、職業訓練を受けていようが、無職は無職です。無職がお金を借りることは非常に難しく、場合によっては、まともな審査すら受けさせてもらえないこともあるほどです。
職業訓練を受けている間は、技能習得に向かって賢明に学んでいるはずですが、やはり学生として扱われることはありません。あくまで無職に過ぎないのです。
職業訓練中、円滑にお金を借りられるのは、まずは専業主婦(主夫)くらいしかいないでしょう。ただ、専業主婦であれば、融資をしてくれるキャッシング会社はたくさんあります。
専業主婦で申し込むことができるキャッシング会社、カードローン商品はたくさんあります。消費者金融もOKですし、銀行系カードローンも充実しています。
ただ、専業主婦は、普通の会社員や学生さんが借りる時より、少し制限がかかることが多いようです。注意点として覚えておきましょう。
配偶者の許可が必要なのは、返済を主に担うのが配偶者となるからです。専業主婦には収入がないことが前提ですから(給付金は返済に使えませんしね)、配偶者の収入から返済することになりますね。そのため、配偶者の理解を得る必要があります。
また、専業主婦は借入限度額が低く設定されることがほとんどです。会社員なら100万円のところ、専業主婦は50万という例もありますし、それより低い場合もあります。やはり個人の返済能力を考えると、貸す側も安全策を取るようですね。
既婚者であれば、キャッシングやカードローンでお金を借りることができそうであることは分かりました。しかし、やはりそうではない立場の人もいます。どうしてもお金を借りたい、キャッシングしたいという時、どうすれば良いのでしょうか。
無職ではないと偽って申し込みをしたとしても、在籍確認ですぐに分かってしまいますよね。そんな時は本当にどうすればいいのでしょうか。
こんな風に、ちょっとした抜け道があるのも確かです。どれも決して悪いことではなく、だますわけでもありません。これなら問題なく申し込めますし、後ろ暗いこともありません。退職前にまず契約、これが重要だと言えます。
キャッシングやカードローンの契約の時、一番厄介なのが在籍確認です。働いている時でも厄介だと思っていたのに、退職が目の前になると、もっと厄介な気がしますよね。
ですが、退職が決まっていても、その職場で在籍確認をすることは全く問題ありません。申し込みの段階で、退職する予定があるという申告をする必要は義務付けられていませんし、金融機関側もそんな申告は求めません。
在籍確認は退職する前に、その時の職場でスムーズに済ませてしまいましょう。退職してからではキャッシングやカードローンの審査は非常に難しくなります。ほぼ通過しないと言っても過言ではありません。
退職寸前に申し込みをして、無事に審査に通過できれば、晴れてキャッシングやカードローン用のカードを持つことができます。これで何があっても安心ですよね。退職したということは金融機関側には分かりません。
申告義務がない無職の身分ですが、ここで気を付けておきたいことも。それは増枠の審査についてです。
増枠とは、利用できる限度額をアップさせることですね。普通に利用していれば、金融機関によっては増枠のお誘いが来ることもあります。そんな時、調子に乗って増枠を希望するのはとりあえずやめておきましょう。
と言うのも、増枠にも審査があるからです。再び在籍確認をする金融機関もあります。この時に無職になっていたら、増枠の審査に通らない上に、無職になっているということがバレてしまいますよね。
無職になったからと言って、借入ができなくなるわけではありませんが、金融機関側の心象は悪くなります。また、金融機関によっては、一時的に融資を停止することもあるようです。ここは気を付けておきたい部分ですね。再就職までぐっと我慢ですよ。
退職前にキャッシングやカードローンの契約をしておけば、求職中や職業訓練中でも問題なくお金を借りられます。ただ、そこでしっかり考えておかなければいけないのは、返済に関する問題です。
給付金は返済に充てられませんので、その他の手段で返済していくことになります。貯金で返済することが一番安全ですが、そもそも貯金があれば、お金を借りないよと言う人も多いでしょう。それもごもっともです。
ただ、返済ができなくては、あなたの信用情報に傷がついてしまいます。返済遅延、滞納、果ては自己破産などになったら目も当てられません。堅実な返済を行う必要があるのです。
失業保険の給付金を受けている場合、アルバイトや日雇いの派遣仕事をしてはいけないという噂があります。内緒で働いたとしても、所得税などを引かれれば、役所の方で分かってしまいますね。
実は、失業保険の給付金を受けている間でも、アルバイトなどをすることは可能です。秘密の方法ではなく、きちんと認められた方法ですので安心して下さい。ただし手続きが必要です。
簡単に言ってしまえば、この4点は必ず守る必要があります。失業保険の給付金を受けるのであれば、ハローワークへの申告は絶対に行うようにしましょう。
失業中ではなくなったとみなされれば、給付金は停止されますし、職業訓練も打ち切られます。働く時間には気を付けて、できる限り調整しておきましょう。
就職が決まらない中、それでもお金を借りる時、できるだけ利息を抑えたいと思っている人がほとんどでしょう。そんな時には利息サービスを積極的に行っている消費者金融を使ってみてはどうでしょうか?
金融機関 | 金利 | 無利息期間 |
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プロミス | 4.5~17.8% | 初回借入日より30日間 |
アコム | 3.0%~18.0% | 契約日翌日より30日間 |
ノーローン | 4.9~18.0% | 借入日の翌日より7日間 (何回でも利用可能) |
初めて借り入れした日、契約日の翌日、借入日の翌日と、無利息の開始条件はそれぞれ違いますが、確実に利息が発生しない日があることが分かりますね。
特にノーローンは、無利息期間は短いものの、他の消費者金融と違い、何度借入をしても、借入日の翌日から7日間は無利息が適用されます。
無職だから、求職中だから、職業訓練中だから……と言って、キャッシングやカードローンを諦める必要はありません。それなりの準備と少しの手間で、便利に利用することができますよ。再就職に向けて頑張る間、賢く利用しちゃいましょう。
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