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サラ金レタスは借りられる?消費者金融を使う時の注意とは

サラ金と言うと何となく聞こえが悪いものですが、要は消費者金融です。昔はサラリーマン金融と言われていて、それが短縮されてサラ金となったものの、様々な悪い事件が重なり、あまりよくないイメージがついてしまいましたね。

でも、今はサラ金のイメージも良くなっています。消費者金融でお金を借りることは、決して珍しいことではない世の中になりましたし、その性質もかなりクリーンなものです。

そんな中、消費者金融のひとつであるレタス。正式名称はレタスカードですね。こちらを利用していた人、最近名前を聞かなくなったと思いませんか?レタスに一体何があったのでしょうか。

レタスカードってどこ?大阪の中小消費者金融!

レタスカードとは、関西でキャッシングをする人であれば、一度は聞いたことのあるかもしれない消費者金融です。野菜の可愛らしい(?)名前を冠した消費者金融で、覚えやすい会社名として有名でした。

規模としては大手とは言えず、いわば中小の消費者金融です。日本には消費者金融が多く存在し、そのほとんどが中小と言われています。レタスカードもその中のひとつだったと言えるでしょう。

ところが現在、レタスカードは破産していしまっています。つまり倒産しているのです。新しい融資を行うことができませんので、借りたい人がいても、レタスカードからは借りられない状態になっています。

倒産理由は?過払い請求との深い関係!

レタスカードは中小の中でも、それなりにしっかりした経営をしていた消費者金融なのですが、いつの間にか倒産の憂き目にあっていたことには驚きです。久し振りにレタスカードから借りようかな?と思っていた人は、その驚きもひときわ大きいかもしれませんね。

  • 貸金業法改正による過払い金の発生
  • 過払い金返還請求による財政の圧迫

倒産の理由はこの二つだと考えられています。

【貸金業法改正とは】
2010年6月18日、それまで施行されていた貸金業法が改正された。
上限金利の設定、年収の三分の一以上の貸付不可能など、利用者を保護する内容が強化されている。
上限金利は施行前に遡っての適用が可能だとされたため、多くの利用者に過払い金(返済の時に払い過ぎたお金)が発生し、返還請求が行われるようになった。

過払い金返還請求とは、現金を利用者に返すことに他なりません。当時としては問題のなかった金利でも、法律がノーと言えばノーなのです。

レタスもこの返還請求に応じなければならず、その数が多かったためか、資金力が一気に心もとなくなっての倒産だと言われています。

借りてた人は?レタスカードに返還請求するためには

レタスカードからお金を借り、既に返済を終えている人でも、最終返済日から10年以内であれば、過払い金を返還請求することができます。ただ、これには大変な問題が発生しています。

  • 債権がレタスカードから移動し、持ち主が二転三転している
  • どこが債権を保有しているか分からない状態になっている

つまり、今は一体どこの誰が、レタスカードの返還請求の窓口になっているかが分からない状態なのです。

これでは返還請求をしようにも、どうしようもありません。

残念なことですが、レタスカードに関しては、過払い金の返還請求を諦めた方が良いかもしれません。もちろん、債権者を突き止めて、対応を求めることは個人の自由です。債権者もそれに応じる義務がありますので、スムーズに交渉できると良いですね。

他の消費者金融は?過払い請求をチェックしよう

レタスカードは残念、かつ少し難しい結果になってしまっていますが、他の消費者金融でも過払い金が発生しています。あなたが過払い金の対象者かどうかを判断するには、以下のことを思いだしてみて下さい。

  • 2010年6月18日より前に消費者金融(貸金業)からお金を借りている
  • 完済していたとしても、返済期間が6年以上である
  • 現在返済中だとしても、返済期間が6年以上である

この3つの条件を見て、あなたにあてはまるものはありますか?

2010年6月18日以前であることは必須条件ですし、金利によっては6年以上の返済期間ではなくても、過払い金が発生している可能性があります。

もし過払い金があるかもしれないと思った人は、心当たりの消費者金融に問い合わせをして確認してみましょう。もしかすると数万円、あるいは数十万円になるかもしれませんよ。

時効に注意!最終返済日を思いだそう!

過払い金の返還請求には時効があります。凶悪事件でもあるまいし、こんなことにも時効があるなんて驚きですよね。しかし、時効が来るまえに返還請求をする必要があります。

  • 最後の支払い日から10年を過ぎると時効が成立
  • 過払い金の返還請求ができなくなる

最後の支払い日を覚えていないというのであれば論外ですが、覚えている人はチェックをしてみましょう。

もしも時効が近づいているのなら、急いで手続きをしなければいけない状況です。

過払い金の返還請求には色々な手続きが必要なため、時間がかかります。その間に時効が来てしまっては大変ですので、できる限り急いで下さいね。

返還請求は当然の権利!遠慮しないで請求しよう!

過払い金の返還請求について、一方ではこんな意見もあります。

  • 確かに返済は大変だったけど、当時は借りられて助かった
  • 助けてもらえたのに今更お金を返せだなんて…

言いたいことは分かりますが、しかし、返還請求は利用者の権利なのです。当時は助かったかもしれませんが、だからと言って過剰な利息を払う必要性は全くありませんでした。

当時のことを考えて、遠慮する必要はありません。必要な手続きをして、ぜひ返還してもらうことをお勧めします。

自分でやる?誰かに頼む?過払い請求をする時には

いざ過払い金の返還請求をしようとして、大きな壁にぶち当たる人がいるのではないでしょうか。そう、請求の手続きは、かなり面倒で大変なのです。法律にのっとった請求ですので、それなりに形式や手順が決められているのは仕方ありませんが、本当に手間がかかります。

自分で全てやりたいという人は、もちろん止めることはありませんが、かなりの時間が取られることを覚悟しなければいけません。過払い金の返還請求は、書類を消費者金融に送ってはい終わり!というわけにはいかないのです。
  • 当時の状況の見分
  • 意見のすり合わせ
  • 金額の確認
  • これらはほんの一部ですが、自分で返還請求をする人は、これを一人でやらなければいけません。金融関連に詳しければ交渉も上手にいくかもしれませんが、もしあまり詳しくないのなら、望む結果にならない可能性があることも考えておいて下さいね。

    弁護士?それとも司法書士?プロに任せて安心!

    自分で返還請求をすることが難しいと思った人は、プロに任せてしまうのも一つの手です。最近、CMで見たことがありませんか?弁護士事務所が過払い金の返還請求について、アナウンスをしていますよね。

    過払い金の返還請求は、弁護士や司法書士が代理人として行うことができます。

    特に最近では、返還請求をメインに活動している弁護士事務所、司法書士事務所も増えていますので、話だけでも聞いてみてはいかがでしょうか。

    どちらも多少の手数料(依頼料)を必要とするのは当然のことなのですが、慣れない法律ごとを危なげなく素人が一人でやるよりは、多少の出費は覚悟で、専門家に任せてしまっても良いかもしれませんね。

    頼む基準は?過払い金の詳細を見よう!

    では、弁護士と司法書士、一体どちらに依頼すれば良いのでしょうか。ここで重要なのは、あなたがどの程度の過払い金を請求するかと言うことなのです。

    • 弁護士…過払い金140万円以上
    • 司法書士…過払い金140万円未満

    法律により、司法書士は140万円以上の案件を扱えないことになっています。対して弁護士は、扱う金額に上限がありません。あなたの過払い金が140万円を超えるか超えないかで、どちらに依頼するかが決まってくると思って下さい。

    また、気になる依頼料ですが、これは事務所によって異なるとされています。ただ、平均として言われているのが、「返還額の20%程度」だということです。

    戻ってきた過払い金が100万円だとすると、20万円ということになりますね。

    高いと感じるかどうかはあなた次第です。また、あくまで平均額ですので、依頼する時に正確に確認しておきましょう。

    返還請求完了!これから借りるなら大手が安心!

    借りていた消費者金融の倒産や、過払い金の返還請求などを経験すると、もう借りるのは懲り懲り……と思ったとしても、必要なら借りるしかないのが世の中というものです。そんな時にはもう中小の消費者金融ではなく、大手で借りるようにしていましょう。

    大手は中小の消費者金融と異なり、資金力に優れています。実際に数多くの過払い金返還請求を受けているのですが、レタスカードとは違い、屋台骨が傾くことはありません。

    中小のアットホームな消費者金融が好きという人でも、安定性を求めるのなら、大手の消費者金融を利用することが一番でしょう。

    審査への影響は?他社での過払い金返還請求について

    では、実際に大手から借りようとしても、急に不安になる人もいるかもしれません。他社での過払い金返還請求の記録が、審査に影響するのではないか?という不安でしょう。要注意人物だと思われてしまうのではないかと言う心配でもありますね。

    しかし、その心配は無用です。過払い金の返還請求は法律で認められたことであり、大手であればあるほど、スムーズに対応しています。

    これは法律の不備の問題だったわけですから、利用者が悪いわけではありません。

    他社で返還請求を行ったことは、新たな審査に悪い影響を及ぼすことはないと言えるでしょう。

    恥ずかしいことじゃない!時効前に勇気を出して返還請求!

    返還請求は時効との闘いとも言えます。以前の返済が大変で、もう思い出したくないかもしれませんし、手続きをするのが大変だからやりたくないという人もいるでしょう。

    確かに、かなり手間暇がかかるのは事実です。人によっては弁護士や司法書士に相談に行く時間すら惜しいかもしれません。でも、そこを何とか頑張ってみませんか?特に、過払い金が数十万円にもなってしまっている人は、後で必ず後悔します。

    過払い金の返還請求は、法律で保障されたあなたの権利です。貸金業者側もトラブルを起こすよりは、専門家を挟んででも、できる限りスムーズに返還することを望んでいるとも言われています。ぜひ一度、真剣に考えてみてはいかがでしょうか。

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