サラ金と言うと何となく聞こえが悪いものですが、要は消費者金融です。昔はサラリーマン金融と言われていて、それが短縮されてサラ金となったものの、様々な悪い事件が重なり、あまりよくないイメージがついてしまいましたね。
でも、今はサラ金のイメージも良くなっています。消費者金融でお金を借りることは、決して珍しいことではない世の中になりましたし、その性質もかなりクリーンなものです。
そんな中、消費者金融のひとつであるレタス。正式名称はレタスカードですね。こちらを利用していた人、最近名前を聞かなくなったと思いませんか?レタスに一体何があったのでしょうか。
レタスカードとは、関西でキャッシングをする人であれば、一度は聞いたことのあるかもしれない消費者金融です。野菜の可愛らしい(?)名前を冠した消費者金融で、覚えやすい会社名として有名でした。
規模としては大手とは言えず、いわば中小の消費者金融です。日本には消費者金融が多く存在し、そのほとんどが中小と言われています。レタスカードもその中のひとつだったと言えるでしょう。
ところが現在、レタスカードは破産していしまっています。つまり倒産しているのです。新しい融資を行うことができませんので、借りたい人がいても、レタスカードからは借りられない状態になっています。
レタスカードは中小の中でも、それなりにしっかりした経営をしていた消費者金融なのですが、いつの間にか倒産の憂き目にあっていたことには驚きです。久し振りにレタスカードから借りようかな?と思っていた人は、その驚きもひときわ大きいかもしれませんね。
倒産の理由はこの二つだと考えられています。
過払い金返還請求とは、現金を利用者に返すことに他なりません。当時としては問題のなかった金利でも、法律がノーと言えばノーなのです。
レタスカードからお金を借り、既に返済を終えている人でも、最終返済日から10年以内であれば、過払い金を返還請求することができます。ただ、これには大変な問題が発生しています。
つまり、今は一体どこの誰が、レタスカードの返還請求の窓口になっているかが分からない状態なのです。
これでは返還請求をしようにも、どうしようもありません。
残念なことですが、レタスカードに関しては、過払い金の返還請求を諦めた方が良いかもしれません。もちろん、債権者を突き止めて、対応を求めることは個人の自由です。債権者もそれに応じる義務がありますので、スムーズに交渉できると良いですね。
レタスカードは残念、かつ少し難しい結果になってしまっていますが、他の消費者金融でも過払い金が発生しています。あなたが過払い金の対象者かどうかを判断するには、以下のことを思いだしてみて下さい。
この3つの条件を見て、あなたにあてはまるものはありますか?
2010年6月18日以前であることは必須条件ですし、金利によっては6年以上の返済期間ではなくても、過払い金が発生している可能性があります。
もし過払い金があるかもしれないと思った人は、心当たりの消費者金融に問い合わせをして確認してみましょう。もしかすると数万円、あるいは数十万円になるかもしれませんよ。
過払い金の返還請求には時効があります。凶悪事件でもあるまいし、こんなことにも時効があるなんて驚きですよね。しかし、時効が来るまえに返還請求をする必要があります。
最後の支払い日を覚えていないというのであれば論外ですが、覚えている人はチェックをしてみましょう。
もしも時効が近づいているのなら、急いで手続きをしなければいけない状況です。
過払い金の返還請求には色々な手続きが必要なため、時間がかかります。その間に時効が来てしまっては大変ですので、できる限り急いで下さいね。
過払い金の返還請求について、一方ではこんな意見もあります。
言いたいことは分かりますが、しかし、返還請求は利用者の権利なのです。当時は助かったかもしれませんが、だからと言って過剰な利息を払う必要性は全くありませんでした。
いざ過払い金の返還請求をしようとして、大きな壁にぶち当たる人がいるのではないでしょうか。そう、請求の手続きは、かなり面倒で大変なのです。法律にのっとった請求ですので、それなりに形式や手順が決められているのは仕方ありませんが、本当に手間がかかります。
これらはほんの一部ですが、自分で返還請求をする人は、これを一人でやらなければいけません。金融関連に詳しければ交渉も上手にいくかもしれませんが、もしあまり詳しくないのなら、望む結果にならない可能性があることも考えておいて下さいね。
自分で返還請求をすることが難しいと思った人は、プロに任せてしまうのも一つの手です。最近、CMで見たことがありませんか?弁護士事務所が過払い金の返還請求について、アナウンスをしていますよね。
過払い金の返還請求は、弁護士や司法書士が代理人として行うことができます。
特に最近では、返還請求をメインに活動している弁護士事務所、司法書士事務所も増えていますので、話だけでも聞いてみてはいかがでしょうか。
では、弁護士と司法書士、一体どちらに依頼すれば良いのでしょうか。ここで重要なのは、あなたがどの程度の過払い金を請求するかと言うことなのです。
法律により、司法書士は140万円以上の案件を扱えないことになっています。対して弁護士は、扱う金額に上限がありません。あなたの過払い金が140万円を超えるか超えないかで、どちらに依頼するかが決まってくると思って下さい。
また、気になる依頼料ですが、これは事務所によって異なるとされています。ただ、平均として言われているのが、「返還額の20%程度」だということです。
戻ってきた過払い金が100万円だとすると、20万円ということになりますね。
高いと感じるかどうかはあなた次第です。また、あくまで平均額ですので、依頼する時に正確に確認しておきましょう。
借りていた消費者金融の倒産や、過払い金の返還請求などを経験すると、もう借りるのは懲り懲り……と思ったとしても、必要なら借りるしかないのが世の中というものです。そんな時にはもう中小の消費者金融ではなく、大手で借りるようにしていましょう。
中小のアットホームな消費者金融が好きという人でも、安定性を求めるのなら、大手の消費者金融を利用することが一番でしょう。
では、実際に大手から借りようとしても、急に不安になる人もいるかもしれません。他社での過払い金返還請求の記録が、審査に影響するのではないか?という不安でしょう。要注意人物だと思われてしまうのではないかと言う心配でもありますね。
これは法律の不備の問題だったわけですから、利用者が悪いわけではありません。
他社で返還請求を行ったことは、新たな審査に悪い影響を及ぼすことはないと言えるでしょう。
返還請求は時効との闘いとも言えます。以前の返済が大変で、もう思い出したくないかもしれませんし、手続きをするのが大変だからやりたくないという人もいるでしょう。
過払い金の返還請求は、法律で保障されたあなたの権利です。貸金業者側もトラブルを起こすよりは、専門家を挟んででも、できる限りスムーズに返還することを望んでいるとも言われています。ぜひ一度、真剣に考えてみてはいかがでしょうか。
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