生活保護とは、事情があって働くことができない人が生活するために最低限のお金を国から支給してもらうことができる制度です。不景気の影響もあってか、生活保護受給者の割合は年々増えているようです。
生活保護で受け取ることのできるのはあくまでも最低限の金額です。地域によって必要な生活費は違ってきます。生活保護を受けていてもそれだけでは足りず、お金を借りたいという人もいるようですが、果たして生活保護を受けていてもサラ金を利用することは可能なのでしょうか?
生活保護を受けられる人はラッキーと思われているようですが、そんなことはありません。生活保護を受けるためには厳しい審査があって、誰でも簡単に受給できるわけではありません。
生活保護費というのは税金から支払われているため、審査は慎重に行われます。最近では、生活保護の不正受給なども多く、世論は厳しい目で見ていますので、ハードルは高くなっています。
では、生活保護を受けるためにはどのような条件があるのでしょうか?下記の条件をすべて満たさなければ生活保護を受けることはできません。
生活保護の審査では家族や親せきなどに援助してくれないかどうか扶養照会という通知が届きます。それでも、誰も援助を承諾してくれなければ、生活保護を受けることができます。
家などの不動産や貯金がある場合には生活保護を受けることはできません。まずそれらを処分して、現金に換える必要があります。
車などの贅沢品がある場合にも生活保護を受けることができない場合もあります。ただし、通院などで車が必要な場合には例外的に認められることもあります。
年金や育児手当などを受給していたり、アルバイトなどで収入がある場合でもその総額が最低生活費を下回る場合には、その差額分を受給できる仕組みになっています。
受給のための条件が満たされている場合、生活保護の申請が可能となりますが、申請後、福祉事務所の職員による審査が行われます。審査に通らなければ、生活保護を受給することはできません。
生活保護の審査では貯金がないか、資産がないか、保険はないかなど、経済状況をチェックします。そこで問題がなければ、約2週間ほどで生活保護の受給が開始されます。
ここまで読むと簡単に生活保護を受けられるように思われるかもしれませんが、働けるのにただ惰性で働かないというようなケースは生活保護を受けることはできません。
最近はそのような輩も多いので、窓口でまずはハローワークなどで仕事を探すように指導されることでしょう。
生活保護を受給していてもそれだけでは足りずに、できればカードローンで借入をしたいと希望する人がいますが、そんなことは可能なのでしょうか?
生活保護の支給額は地域の最低生活費に応じて決まるという話をしましたが、最低生活費というのは地域の物価により異なり、大よそ9万円から14万円となります。
確かにそれだけの金額では贅沢はできないですし、もう少しお金があったらいいなと思う場面も多いかもしれません。しかし、それならば生活保護に頼るのではなく、自分で働いて好きなだけ稼いだ方がいいのではないのでしょうか?
おまけに生活保護を受給していると生活そのものがいろいろ制限されます。
また定期的に福祉事務所の職員が訪問し、生活態度や生活水準、購入品などのチェックを行います。そんな厳しい制限がある中で、サラ金に手を出すことなどできるのでしょうか?
その答えは法律の文言の中にあります。
つまり生活保護を受けている人は一生懸命働き、かつ節約し、生活の維持や向上に努めなければならないということになります。できれば、早く仕事を見つけて自立してくださいねとも解釈できますね。
節約が義務であるなら、カードローンでお金を借りるというのはNGですね。もしこのような行為が発覚すれば、生活保護の打ち切りもやむをえません。
また、カードローンを利用する最大の条件が、安定した収入があることです。
これは勤務先に電話をかける在籍確認などによって確認されます。つまり、生活保護を受給しているだけでは、安定した収入があるとは言えません。
カードローン会社側の視点から見ても、返済能力の乏しい生活保護受給者にお金を貸すということはリスクを負うことになります。
実際に、生活保護受給中にサラ金を利用するとバレるのでしょうか?
カードローンの利用歴というのは信用情報に記録されます。この信用情報は金融機関の間では公開されているのですが、役所は見ることはできません。ですので、直接的にバレる可能性は低いです。
しかし、銀行口座からの口座振替やローンカードがみつかって、カードローンの利用がバレることはあります。また借りたお金で購入した商品に関して訪問したケースワーカーに追及される可能性もないとは言えません。
なにより、生活保護受給中にお金を借りたことが発覚すれば、受給の打ち切りや今までの受給分の返済などを求められることもありますので、経済的に非常に厳しい状況になってしまう恐れがあります。
そのようなリスクを犯してまでも、カードローンを利用する必要があるのか、よく考えてみることをおすすめします。
働かないで生活費を受給することができる生活保護は確かに一見楽なのかもしれません。しかし、カードローンを利用したいぐらいお金が足りないということは、生活保護を受給する最低限の生活に満足できなということになります。
満足できない状況をずっと続けるよりは、身近なところでアルバイトなどを始め、少しづつ収入を増やし、生活保護から自立するのがいいと思います。
病気やけがでどうしても働くことができない、さらにお金が足りないのでカードローンを利用したいという場合は福祉事務所のケースワーカーなどに相談することをおすすめします。
生活保護を受給しながらのカードローンの利用は難しいかもしれませんが、それ以外に正規の方法で不足分を補う方法があるかもしれません。目的によっては貸付制度があるようなので、相談してみましょう。
職種を選ばず、短時間でもいいからアルバイトを始めることで安定した収入を得ることができます。安定した収入があれば、カードローンの利用が可能になります。
ただし、働き始めたばかりでは、収入も少ないですし、勤続年数も短いですから、属性は弱いのできるだけ審査の緩いカードローンの利用をおすすめします。
審査の緩いカードローンと言えば、銀行カードローンのより消費者金融です。
おすすめはやはり長年培ったノウハウと充実したサービスを提供してくれる大手消費者金融です。
プロミスは老舗の消費者金融です。現在では三井住友銀行グループの傘下に入り、銀行のカードローン業務も請け負っています。
金利 | 限度額 |
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4.5%~17.8% | 500万円まで |
プロミスの特徴を見てみましょう。
最近では増えつつあるWEB完結。申込から借入まで全てWEB上で行うことができるので、手間がかからずスピーディです。
インターネットなら24時間365日受付が可能です。
申込
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審査完了後、審査結果と限度額を連絡
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メールやアプリで必要書類を送信
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WEB契約
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WEB契約の場合、契約内容を確認後、振込融資
できるだけ早急にお金が必要という人も、WEB完結を利用することで最短30分で回答、その後振込による融資でその日のうちに借入が可能です。
WEB完結を利用すれば、ローンカードを持つ必要がないので、紛失や盗難の心配がありません。また郵送物もありませんので、家族にバレるということもありません。
プロミスでは30日間利息がゼロになる、無利息ローンを実施しています。
サービス対象者はプロミスをはじめて利用し、かつEメールアドレスを登録のうえ、Web明細を利用する方に限られています。初回の借入の翌日から30日間金利がゼロとなります。
その他にも全国に自動契約機や提携ATMがあるなど、利便性が高いのもプロミスの特徴です。いつでもどこでもスピーディに借入できるというのは、カードローンを選ぶ上でとても重要ですよね。
利用資格
必要書類
返済は残高スライド元利定額返済方式となります。返済日は5日、15日、25日、末日の中から選ぶことができます。
10万円を12か月で返済した場合、毎月の返済額は9,158円となります。(金利17.8%)
プロミスのサービスを目の当たりにすると、さすが大手と感心してしまいますが、さらに審査の甘いカードローンをお求めなら、中堅の消費者金融がおすすめです。
中堅の会社は大手に対抗するために審査ハードルを低くしています。働き始めたばかりで勤続年数が短くても借入できたり、また信用情報に問題がある人でさえ、問題の内容によっては借入が可能です。
人気の中堅と言えば、アロー、フクホー、中央リテールなどがありますが、ここでは人気のセントラルをご紹介しましょう。
セントラルは愛媛県にあるカードローン会社です。創業41年という歴史があり、信頼と実績があります。セントラルの特徴はなんといっても、即日キャッシングができることです。
セントラルには二つの借入方法があります。自動契約機セントラルくんを使った借入と振込融資による借入です。
金利 | 限度額 |
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4.80%~18.00% | 1~100万円 |
自動契約機セントラルくんに来店
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必要事項を入力
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審査回答連絡・カード発行
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併設のATMにて借入
インターネット・電話で申し込み
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指定の連絡先へ連絡・審査
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指定口座に即日振込(ただし14時以降の場合は後日)
利用資格
必要書類
※所得を証明する書類が必要となる場合あり
返済は残高スライドリボルビングまたは、元利均等・元金均等返済となり、店頭、ATM、振込による返済が可能です。
生活保護でもサラ金の利用は可能なのかということを調べましたが、残念ながら法律上、生活保護受給中の借入は難しいでしょう。
生活保護中に借り入れをしても、バレない可能性はありますが、発覚した際には生活保護の受給が止められるだけではなく、今までの受給分も返済しなければならなくなることもあります。
サラ金の借り入れを考えるよりも、まずは身近なところでアルバイトを始め、徐々に生活保護を減らし、自立できるように努力しましょう。
短時間のアルバイトでも構いませんので、安定した収入を得ることができれば、利用できるカードローンの幅はぐんと広がります。
ただし、属性は弱いので、できれば審査の緩いカードローンを選ぶと、スムーズに借入ができると思います。こちらで紹介した以外にも、審査の緩いカードローンは多数あります。
ただし、注意して欲しいのがヤミ金の存在です。貸金業法が改正されてからは、ヤミ金と呼ばれる違法業者は減りましたが、現在でも存在します。
ヤミ金では、生活保護でも借入可能などという甘い文句で勧誘してきます。このような違法業者と関わると高金利の貸し付けや暴力的な取り立てなど、トラブルに巻き込まれる危険性がありますので、注意しましょう。
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