お金を借りるところはどこ?そう聞かれたときには、多くの人がサラ金と答えるかもしれませんね。サラ金は、個人への少額融資を行うことが主な仕事ですから、やはりお金を借りるならサラ金で、というのも間違いではないでしょう。
しかし、個人がサラ金以外でお金を借りる方法はあります!どこでお金を借りることが出来るのか、サラ金と比較したときのメリット・デメリットはあるのか、個人の借入情報について詳しくご紹介していきましょう。
サラ金以外でお金を借りる方法として、主に次の2つが挙げられます。
銀行は、法人・企業への融資を行っているイメージが強いかもしれませんが、実は個人向けの少額融資商品も多く取り扱っているのです。
担保や保証人不要で利用出来るものもありますので、安心して利用することが出来ますね。
信販会社・クレジットカード会社も、カードローン等の個人向け少額融資を行っています。クレジットカードでは、キャッシング枠を設けるという形で借入利用することも出来ますね。
クレジットカードのキャッシング枠は、別途申し込みし、審査をクリアしなければいけません。
そして、設定された限度額はクレジットカードの総利用額の中にに含まれているという形になります。
総利用枠 | 内キャッシング枠 | ショッピング利用額 | キャッシング可能額 |
---|---|---|---|
50万円 | 10万円 | 30万円 | 10万円 |
50万円 | 10万円 | 40万円 | 10万円 |
50万円 | 10万円 | 45万円 | 5万円 |
50万円 | 10万円 | 50万円 | 0 |
キャッシング利用枠が設定されていても、ショッピングの利用状況によってキャッシング利用額が少なくなる、利用できないということもあり得ますので注意したいですね。
銀行の融資の中で個人が利用するのであれば、どのような目的でも自由に利用できるカードローンが便利でしょう。そこで、大手銀行のカードローン商品がどのようなものか、簡単にご紹介していきましょう。
カードローン名 | 限度額 | 金利 |
---|---|---|
みずほ銀行カードローン | 1,000万円 | 4.0~14.0% |
三菱東京UFJ銀行 バンクイック |
500万円 | 4.6~14.6% |
三井住友銀行 | 800万円 | 4.0~14.5% |
全ての手続きをインターネットで行うことが出来れば、来店する必要はありませんし自分の空いた時間で手続きをすることが出来ます。ただし、銀行カードローンはその銀行の普通預金口座を持っていなければネットでの手続きを行うことが出来ない場合もあります。
また、自動契約機を利用する場合は設置場所と営業時間に注意する必要があります。銀行カードローンを利用する際は、まず口座が必要かどうかについてもしっかりチェックしておきたいですね。
サラ金以外で借入をする方法をご紹介しましたが、サラ金を利用するのとどちらが良いのでしょうか。サラ金からの借入と比較してみましょう。
項目 | サラ金 | 銀行 | 信販会社 クレジットカード会社 |
---|---|---|---|
限度額 | 比較的低め 大手になると 最高500万円程度 |
1,000万円ほどの 高額借入も可能 |
サラ金よりは比較的高額な 限度額設定も可能 |
金利 | 中小サラ金は法定金利 上限ギリギリの 高金利設定も多い |
低金利 | サラ金よりは低金利だが 銀行よりは高金利 |
その他 | 審査に通りやすい | 総量規制対象外 審査が厳しい |
クレジットカードの キャッシング利用は 一括返済となることが多い |
限度額、金利、安心感で言えば銀行借入が最も魅力的だとは言えます。
ただし、銀行借入は審査が厳しいため、与信に不安があれば利用できない可能性が高いというデメリットがありますね。
サラ金は、他の借入方法と比較すると限度額が低く金利が高いという特徴がありますが、審査に通りやすいため利用しやすいというメリットがありますね。
信販会社・クレジットカード会社は、銀行とサラ金の中間と考えて良いでしょう。カードローン商品であれば、返済は一定額のリボルビング払いで行うことが可能ですが、クレジットカードのキャッシング枠を利用した場合は一括返済となることも多くなっています。
一括返済をしなければいけない際は、利用額に注意しておきたいですね。確実に返済できる金額のみ利用するようにしましょう。
銀行⇒信販会社・クレジットカード会社⇒サラ金
となります。
サラ金≧信販会社・クレジットカード会社>銀行
となります。
それぞれの特徴、メリット、デメリットを把握して借入先を選択するようにしたいですね。
銀行や信販会社、クレジットカード会社から借入をすることが可能であるということを紹介してきましたが、実はそれ以外にも借入をする方法があります。
それが、国の支援を受けるという方法です。サラ金や銀行のフリーキャッシングやカードローンは、事業資金目的で利用できないことが多くなっています。
しかし、日本政策金融公庫には現在事業を行っている人だけでなく、これから新規事業の立ち上げを考えている人を対象とした多くの融資制度があるのです。
融資制度の一部をご紹介していきましょう。
融資制度名 | 内容 | 融資限度額 |
---|---|---|
普通貸付 | 事業を営むほとんどの人が利用可能 | 4,800万円 特定設備資金:7,200万円 |
新規開業資金 | 新たに事業を始める または事業開始後7年以内 |
7,200万円 うち運転資金は4,800万円 |
企業活力強化資金 | 卸売業、小売業、飲食サービス業等 店舗の新築・増改築や機械設備導入を行う |
7,200万円 うち運転資金は4,800万円 |
環境・エネルギー対策資金 | 非化石エネルギー設備や省エネ効果の高い設備導入 または環境対策の促進 |
7,200万円 うち運転資金は4,800万円 |
一般貸付 | 生活衛生関係の事業を営む方 | 7,200万円~4億8,000万円 |
このように、事業者向けの様々な融資制度があるのです。国の融資制度ですから安心して利用することが出来ますし、金利も融資制度に応じて0.1~3.05%の低金利設定となっています。
事業者で事業資金のために融資を利用したいと考えている場合は、一度日本政策金融公庫の融資をチェックしてみてください。
個人で借入をする方法は色々ありますが、借入は便利なだけではありません。気を付けて利用しないと自分を苦しめることもあり得るのです。そこで、借入をする際に注意したい3つのポイントをご紹介しておきます。
この3つのポイントを、しっかり押さえておきたいですね。
まずは、安心できる借入先を選ぶことが大切です。個人への貸し付けを行っている会社の中には、悪質なところもあります。違法金利で貸付をし、強引な取り立てで契約者だけでなく家族や知人にも迷惑をかけるような会社ですね。
一般的に闇金と呼ばれているような借入先は、普通のサラ金のように営業をしていることも少なくありません。気づかずに利用してしまう人もいるのです。
闇金を利用しない為には、貸金業登録の有無をチェックしておくと良いですね。
銀行は特に調べなくても騙されてしまうような恐れはありませんが、中小規模のサラ金は情報を得ることも難しく、闇金かどうかパッと見で判断することはできません。
しかし、サラ金は必ず貸金業登録を行わなければ貸金業として営業をすることはできないようになっています。逆に言えば、貸金業登録をしていないサラ金があれば違法業者や闇金だと考えて良いのです。
貸金業登録をしていれば、広告やビラ、ホームページ等に登録番号が記載されているはずです。ただし、登録番号が合っても本当に登録されている番号かどうかは分かりません。その番号がデタラメである可能性もあります。
確実に貸金業登録の有無をチェックするには、金融庁のホームページにある登録貸金業者情報検索入力ページを利用することをオススメします。
最新の貸金業者登録状況をチェックすることが出来ますし、社名や電話番号のみでの検索も可能、もちろん無料で24時間いつでも利用できるので便利ですね。
貸金業登録は、財務局長や都道府県知事の許可を受ける必要がありますので、そちらに確認をとるという方法もあります。どちらかの方法で、確認をしておくと安心ですよ。
借入をすれば、当月もしくは翌月から返済がスタートします。返済金額を決定する方法としては、次の4パターンが挙げられます。
いずれの方法で返済金額が決まったとしても、一括返済以外は完済まで数か月、数年継続して返済しなければいけません。
一括返済の場合も、本当に返済できるのかどうかしっかり検討する必要がありますね。毎月の返済がいくらになるのかは、商品概要を見る、返済シミュレーションを試してみるなどしてチェックしておきましょう。
借入をする際に注意しておきたい最後のポイントは、総量規制の対象となるかどうかです。
総量規制の対象となれば、借入可能額が年収の3分の1までと法的に制限されてしまいます。
総量規制の対象となる借入先として、以下が挙げられます。
これらから借入をする場合は、総量規制を考えて借入希望額を決める必要があるのです。また、総量規制は1社ごとにかかるものではなく、利用している貸金業者全て借入金額を合算したものが対象となります。
年収300万円の人が借入をする場合を考えてみましょう。年収300万円ということは、総量規制による借入上限額は3分の1の100万円ということになります。
A社利用額 | B社利用額 | 新規借入可能額 |
---|---|---|
10万円 | なし | 90万円 |
30万円 | 30万円 | 40万円 |
50万円 | 40万円 | 10万円 |
他社借入額が多くなっていれば、新規で契約できる金額が残っていない可能性があります。また、総量規制上限ギリギリの貸し付けは貸し手にとっても返済が滞るリスクが出てきますので、他社借入れがある時点で審査には不利になる傾向にありますね。
借入には総量規制が関係するということ、そしてその対象は貸金業者からの借入であるということを覚えておきましょう。
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