きちんと家計管理しながら普段通りの日々を送っていれば、サラ金を利用することになったとしても、「今月はヤバそうだな」というのがあらかじめ分かることも多いですよね。
でも、急なお誘いや冠婚葬祭など、突然お金が足りなくなるタイミングもあります。そんなときにサラ金から借りようと思っても、「書類の準備が間に合わないかも!」と諦めてしまう人もいるかもしれません。
でも実際のところ、サラ金を利用するのに必要な書類は、あらかじめ準備をしておかなければならないものばかりなのでしょうか?また、どんなことを申請する必要があるのでしょうか?いざというときに余裕を持って申し込むためにも、事前に学んでおきましょう。
まず手始めに、サラ金に申し込んだり借入したりしたいとき、どんな書類が必要になるのかを見ていきましょう。ごく基本的なことですが、人や状況によって違いがあったりしますから、ご自身の状況と照らし合わせながらお読みくださいね。
申し込みや借入に際してサラ金業者から求められる書類は、その会社によって多少の差はあります。しかし、一般的に必要となり得る書類には、以下のようなものがあります。
借入申込書は、郵送で申し込むときなどに必要となりますが、現在主流となっているインターネットや自動契約機で申し込む場合は紙の書類は不要で、申し込みフォームを送信するだけ等で済む業者が多いです。
なので、必要書類として重要になってくるのは、「本人確認書類」と「収入証明書類」だけということになります。
本人確認書類は、サラ金に申し込んだすべての人が必ず必要になる書類です。本人確認書類とは、申し込みをした人がどんな人かを証明する書類で、たとえば以下のようなものがそれに当たります。
後に詳しくご説明しますが、このうちもっとも望ましいのが運転免許証です。運転免許証をお持ちの方は、ぜひこれを本人確認書類として提出してください。
とはいえ、運転免許証がない方は、その他の書類でもかまいません。ただし、書類に記載されている住所が現住所と異なる方は、必ず現住所が分かる住民票や公共料金の領収書などを合わせて提出しなければなりません。
住所が正しくなければ本人確認になりませんから、お引越しをした方などはご注意くださいね。
収入証明書類とは、以下のような書類のことです。
これらの収入を証明する書類は、必ずしも全員が提出しなければならないというわけではありません。
では、どんな人が必要になるのでしょうか?
サラ金では、これらに当てはまる人に収入証明書類の提出が求められることが多いです。銀行系だともう少し緩やかで、銀行によっても違いますが借入額が100万円、またはそれ以上でも収入証明書類がいらないというところもあります。
また、借入金額が少なかったとしても、属性不良の人は念のために収入証明書類を求められることがあります。
サラ金の利用には、本人確認書類が必須であり、人によってはそのほかに所得証明書類も必要になることがあることをお話しました。では、なぜこのような書類を出さなければならないのでしょうか?
サラ金業者には、一般的に年齢と収入に関する貸し付け条件があります。会社によって小さな差がありますが、おおむね以下のような条件となっています。
サラ金が求める必要書類は、申し込んできた人がこの条件を満たしているかどうかを判断するために用いられるのです。
本人確認書類には、必ず名前や生年月日、住所や性別など基本的な個人情報が記載されています。サラ金は、まず本人確認書類で満20歳以上であることを確認するのです。しかし、本人確認書類でチェックするのは、年齢に関する情報だけではありません。
先ほど、本人確認書類は運転免許証が一番望ましいとお伝えしました。それはなぜかというと、顔写真がついていて、かつ運転免許証番号が原則不変なものだからです。そして、免許証番号を個人信用情報に記載している情報機関も多いのです。
先述の通り、収入証明書類は借入額が大きくない人や、属性に問題のない人は提出しなくてもよいものです。
ということは、返済できなくなるリスクの高い人に対して、提出を求めていると言えますね。つまり、本当に返済していけるだけの収入があるかどうかを、確認しているのです。
また、そもそも収入証明書類を用意できないような人は、借入が難しいとも言えます。ですから、借入ができない人が申し込んできたときの審査や連絡などの手間をあらかじめ省くためという意味もあります。
さらに、サラ金の場合は、借入額が総量規制の範囲内であるかどうかの確認という意味もあります。総量規制とは、年収の1/3を超える貸し付けはできないというもので、収入証明書類によって年収を確認し、貸付額を決定するための重要な手がかりにもなっているのです。
書類として用意しなければならないものは基本的に1~2点であり、申し込んできた人が貸し付けをしても大丈夫な人かどうかの判断や、貸付額の決定に使われることをお伝えしてきました。
しかし、書類以外にもサラ金業者に申請しなければならないことは、たくさんあります。何を申請するのか、そしてそれをどのように使うのかをお話します。
サラ金に申し込むだけでは、借入は出来ません。審査に通って初めて利用できるようになるのであり、その審査のために申請しなくてはならないことはたくさんあります。具体的には、以下のような項目です。
実にたくさんのことを申請しなければならないんですね。勤続年数や居住年数など、ちょっと考えないとすぐには分からない人も少なくないかもしれませんから、申し込みフォームに記入を始める前に、必要な資料などを手元に用意しておくとよいですね。
上記の項目を元に、サラ金会社はお金を貸しても良い人物かどうかを審査します。実際には、それぞれの項目ごとに優良なものから不良なものまで点数化し、合計点数で可否を決定します。
つまり、一つ一つ見ていけば不良属性と言えるものがあったとしても、合計点数が一定の基準をクリアしていれば審査は可決となり、借入は可能なのです。
ただし、重視される項目において不良属性だと、それだけで否決となる可能性もあります。特に重要な項目は、以下の3点です。
返済をしていけるだけの安定収入があることが大前提ですから、勤務先は重要です。公務員や大企業の正社員なら最良ですが、中小企業勤務やパート・アルバイトであっても借入は可能です。
意外と重視されるのが勤続年数で、長いほど信頼してもらえます。年収が多いことよりも勤続年数が長いことの方が大事とさえ言えるほどです。返済は長期に渡ることもあるため、勤続年数が長ければ、少しずつ長く返していける能力があるとみなされるわけです。
クレジットヒストリーとは、個人信用情報のことです。
申し込みがあるとサラ金は信用情報機関にその人の信用情報を照会し、その情報を元に審査をするのです。
情報機関によってどんな項目を載せているかはじゃっかん異なりますが、基本的には以下のような情報が記載されています。
基本的に必要な書類や申請事項についてお伝えしてきましたが、サラ金会社やローン商品によっては、その他にも細々とした情報が必要になることもあり得ます。
たとえば、三菱東京UFJ銀行のカードローン「バンクイック」では、その場でローンカードを受け取れる「テレビ窓口」での申し込み方法があります。その際には、上記の必要書類や申請事項に加えて、
が必要になります。
このように、さらなる必要書類や申請事項が加わることがありますので、ご注意ください。
サラ金に申し込むとなると身構えてしまう人も多いかもしれませんが、50万円未満の借入ならば必要書類は運転免許証だけで大丈夫なんです。
勤務先や勤続年数など記入しなければならない申請事項はいろいろありますが、書類として用意しなければならないものは、本人確認書類ただひとつというわけです。意外に簡単に申し込めるものなのですね。
ただし、サラ金会社や商品の種類、はたまたご本人の属性などによって、さらなる必要書類や確認事項が求められることもじゅうぶんあり得ます。いざというとき慌てないよう、あらかじめ良さそうなサラ金やローン商品に当たりを付けておくのも良いですね。
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