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融資額限度の決定に大きく影響!押さえておきたい総量規制

借入をする際、融資額限度は高ければ高い方が嬉しいですよね。しかし、融資額限度は審査によって決まるものであり、あくまでも貸し手の判断となります。

更に、融資額を決定するのは貸し手だけではありません。実は、法律によって融資できる金額の上限は決められているのです。

お金を借りるなら是非知っておきたい総量規制について詳しくご紹介していきましょう。

融資限度額を法的に制限!総量規制とは

融資限度額は、審査によって決まると思っている人がほとんどではないでしょうか。確かに、審査によって決まるのは事実です。

しかし、融資限度額の上限については、貸金業法内にある総量規制によって定められているのです。

総量規制とは

2006年に成立した貸金業法の改正内容の1つです。個人への貸し付けの上限額を、年収の3分の1を超えない額までと定められました。

それまで、貸金業者がOKと判断すれば個人へいくらでもお金を貸す、融資をすることが可能でした。しかし、総量規制た設けられたことで年収に応じた貸し付けを行うことになったのです。

総量規制が定められた理由としては、次の点が挙げられます。

  • 収入に見合った金額を借りることで、無理のない返済を行えるようにする
  • 多重債務を防ぐ
  • 自己破産を防ぐ

法的な上限があれば、いくらお金を借りたいと希望しても収入に見合った金額しか借りることが出来ません。ですから、返済額が高額になり生活が苦しくなってしまうことを防ぐわけです。

もちろん、借金返済のための借金の予防にもなっています。そして、返済できるようになれば自己破産もせずに済みますよね。事実、総量規制が施行された2008年以降、自己破産件数は減少しています。

高額を借りることが難しくはなりましたが、自分に見合った金額を借りることで苦しまなくて済むようになったとも言えますね。

総量規制は貸金業内の規制!銀行は対象外

総量規制は、貸金業法内に定められている者です。

つまり、総量規制は貸金業者を対象とした規制となっているため、銀行は対象外なのです。

銀行は、自身の審査によって年収の3分の1を超える貸し付けも可能となっています。収入がない専業主婦でも、配偶者の同意を得る必要なく利用できる商品もあります。

ただし、収入がない、極端に少ない人が申し込みをする際には限度額が低く制限されていることも多いですので、しっかり確認しておきましょう。

貸金業者の利用でも総量規制対象外のケースがある!?

総量規制は貸金業法内に定められているものですが、実は貸金業者から借入する場合でも総量規制の対象外・例外となるケースがあります。

  • 自動車や住宅購入のためのローン
  • 高額療養費の貸し付け
  • 不動産担保融資
  • 顧客に有利となる借り換え
  • 配偶者と合わせた収入額の3分の1以下の貸し付け

これらのケースでは、自身の年収の3分の1を超える借入も可能となります。ただし、審査の結果返済能力が認められた金額に設定となるということは覚えておきましょう。

融資額を決定する審査基準についてご紹介

実際の融資額は、総量規制の範囲内で審査によって決定します。その審査基準について紹介していきましょう。

  • 勤務先・勤続年数
  • 過去・現在の債務状況

主に影響するのは上記の2点ですね。収入だけでなく勤務先・勤続年数が影響するのは、収入の安定性を判断するためですね。いくら収入が高くても安定して得られなければ返済に支障が出る恐れがありますからね。

また、過去・現在の債務状況も重要なポイントです。延滞経験、債務整理経験があれば大きな不安要素となるために融資額が低くなってしまう可能性が高まります。現在複数の借入をしているようであれば、返済負担が大きくなることを懸念して少額の融資額となることもありますね。

総量規制の範囲内で出来るだけ高めの融資額を得ようとすれば、安定した収入を得て、債務状況に問題がないことが求められるわけです。

カードローンの限度額は増減することがある!?

カードローンは、限度額内で自由に借入が出来ることが魅力です。ですから、より多くの限度額を希望するわけですよね。

限度額は審査によって決定するわけですが、実は希望すれば増額をすることが可能となっています。

限度額の増額を希望する場合は、増額申請を行います。増額申請は、基本的に次の方法で行うことが一般的です。

  • 電話
  • インターネット
  • ATM

電話やATMで申請する場合は、利用可能日時が限られていることがありますので注意しておきましょう。インターネットからの申し込みであれば、基本的にメンテナンス時間を除く24時間365日OKとなっていますので、いつでも好きなときに申請が可能です。

増額申請をすると、審査が行われます。そして、審査に通れば増額が認められるのです。増額時の審査は、新規申し込み時の審査と同様の項目がチェックされます。

増額しても返済できると判断されれば、審査に通ることが出来るでしょう。

また、増額申請をしなくてもカードローン会社の方から増額しないかと打診があることもあります。この場合は、申込めば審査なしですぐに増額が認められるので、希望する場合は申込んでみると良いでしょう。

増額が認められるためには一定の利用実績が必要!

カードローンを契約してすぐに増額申請をしても、審査に通ることはできません。まずは、一定の利用実績を作るようにしていきましょう。

増額が認められるためには、「増額しても返済可能である」ことを示さなければいけません。ですから、今の限度額で利用しても確実に返済できることをアピールする必要があるのです。限度額上限近くを利用し、きちんと返済するようにしてください。

この利用実績を最低でも6か月、できれば1年以上積み重ねていくことが必要です。

更新時審査で減額されるケースも!?利用実績には注意しよう

カードローンは、増額だけでなく減額されてしまうことがあります。カードローンは契約期間が決められているものですが、契約期間が終了時には自動的に審査が行われ、ここで問題なければ契約が更新されていくようになっているのです。

しかし、更新時の審査で問題が発覚すれば限度額が減額されてしまうことがあります。また、更新すら認められない恐れもあるのです。

減額されてしまう恐れがあると考えらる利用実績をチェックしておきましょう。

  • 延滞
  • 収入の減少
  • 他社借入れの増加

今の限度額で延滞をしているようであれば、増額しても延滞を起こす可能性が高くなります。

また、収入が減少していれば返済が厳しくなる可能性がありますし、総量規制に引っかかってしまう恐れもあります。他社借入れが増加している場合も、返済能力が不安視されるという理由で減額されるケースがあるのです。

限度額の減額を避けるためには、まず今の限度額で確実に返済するようにしておきたいですね。そして、他社借入れを増やし過ぎないようにしておきましょう。
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