アルタというサラ金は今でも存在する？同様なサラ金は？

昔金融事故を起こした事がある人にとって、カードローンへの申込のネックとなるのが審査ですね。アルタというサラ金は過去に金融事故履歴があっても柔軟な審査で定評がありました。今でもアルタは営業をしているのでしょうか。またアルタのような金融事故者でも借入できる業者はないのでしょうか。

こちらでは消費者金融アルタの現在と、同様に審査が柔軟な業者はあるのか、あるとしたらどのように探せば良いのかをお話ししています。審査に不安があるけれども、融資を受けたいと考えているのなら、ぜひ参考にして下さいね。

審査が柔軟と言われるサラ金アルタは今も存在する？

以前アルタという消費者金融会社があり、審査に不安のある人、過去に金融事故履歴のある人たちにとって、審査の柔軟な業者として知られていました。今、消費者金融のアルタはどうなっているのでしょうか。

アルタは熊本で２５年以上の営業年数を誇る中小規模の消費者金融会社でした。営業を始めたころの消費者金融はどんどん顧客を増やし多少のリスクを抱えてでも、高額融資を行っている事が多かったのです。それでも充分経営して行ける状況にあったという事ですね。

貸金業法改正で消費者金融はこう変わった！

貸金業法の改正は消費者金融にとって大きな転機となりましたが、アルタも同様に経営に破綻をきたし、廃業に追い込まれました。消費者金融会社にとって貸金業法のどのような点が経営に影響したのでしょうか。

• 利息制限法の改正による利息引下げ
• 総量規制による融資額の規制
• グレー金利による過払い金請求

利息制限法の改正により、貸金業法改正前には刑事罰となる出資法の上限利息の２９．２％を上限としている貸金業者がほとんどでしたが、改正後は利息制限法と出資法の上限利息が２０％となった事で、実質上の金利引下げとなってしまいました。

加えて総量規制により、融資額が大幅に規制される事になったのです。総量規制というのは年収の３分の１以上の融資は行ってはいけないとされる法律で、これは１社のみでなく、すべての貸金業者での限度枠の合計での規制になります。

例えばクレジットカードのキャッシング枠もその対象なので、クレジットカードを３枚持っていて、それぞれに５０万円のキャッシング枠がある場合、借入していてもいなくても１５０万円の限度枠となり、年収４５０万円以上が必要となるのです。

上限利息を２９．２％で貸付をしていた業者に対して、現行の２０％（１０万円以上の貸付については１８％）との金利差は払う必要のなかった利息グレー金利となり、返還を求める過払い金請求も消費者金融会社の経営不振に追い打ちをかけました。

金融事故者への融資はリスクも大きい

実質上の金利引下げ、総量規制による顧客減少、融資額減少で、消費者金融会社はそれまでリスクを抱えても融資を決行するやり方を変えざるを得なくなったのです。

特に大手消費者金融は顧客の品質に拘り、リスクのない融資を行うように変ってきました。大手銀行と提携した大手消費者金融も少なくありません。

そういった状況の中でサラ金のアルタは経営を継続できなくなったのでしょう。それなら過去に金融事故を起こした事のある人は現在返済能力があっても融資を受ける事は出来ないのでしょうか。アルタのような業者は他にはないのでしょうか。

審査に不安のある人が融資を受ける為に選びたい業者とは

過去の金融事故の履歴は５年から７年は消えずに残ります。大手消費者金融では信用情報で金融事故履歴がある場合は、まず審査対象から外されます。金融事故はそれだけ信頼を失墜させるものなのです。

金融事故の履歴がある人は、その履歴が消えるのを待って融資を受けるべきなのです。それでもどうしても急にお金が必要になる事ってありますよね。

また、金融事故の履歴はなくても過去に遅延を繰り返してしまった、など審査に不安のある人が融資を受ける為にはどのような業者に申込めば良いのでしょうか。審査が柔軟な業者選びについてお話ししてみますね。

• 中小規模な消費者金融を選ぶ
• 現状をしっかりと審査する業者を選ぶ
• 口コミ情報で審査柔軟とある業者を選ぶ

大手消費者金融は前の項目でもお話ししたように、顧客の品質に拘る為に、審査もかなり厳しいものになっています。信用情報には特に神経質になっています。現在はしっかり返済能力があったとしても、過去の履歴によって審査通過は難しくなります。

口コミ情報でも、過去に金融事故があるが融資してもらえた、などという情報のある業者は融資可能となる事が多いのでチェックして下さいね。

口コミ情報もサラ金選びのひとつの手だてとなる

口コミ情報にはその業者について利用者のさまざまな書き込みがあり、業者選びのひとつの手だてとはなるので、参考にされると良いでしょう。

ただあくまでもそれは利用した人の個人的な意見であって、すべてが正しい訳ではない事も知っておかなくてはいけません。

例えば、審査が柔軟と聞いていたのに審査に落ちた、最悪の会社だ！などという口コミ。これはおかしいですよね。いくら審査に柔軟だといっても誰にでも融資を行うものではありません。

必ず返済してくれるであろう事を前提に業者は融資を行うのです。年収や勤務先、勤続年数などもしっかりと審査した上で、返済能力が無しと判断されれば当然審査には受かりません。

中小規模の消費者金融の審査基準について

大手消費者金融で融資不可となった人がどうして中小規模の消費者金融では融資可能となるの？と不思議に思われるでしょうね。それはその消費者金融の独自の審査基準によると考えられます。

審査が甘いと言うよりも、審査の基となる基準の違いと言って良いかもわかりません。消費者金融会社では属性審査は主に点数によって評価されます。

例えば勤務先なら、大手企業、公務員などは高得点、正規社員は高得点、中小企業、アルバイト、パートはポイントが低くなります。得点プラス信用情報により融資の可否を決定するのです。

このようにポイントにより融資するかどうかを審査して行く訳です。その上で信用情報の過去の履歴を考慮して融資の不可を決定するという事になります。

アルタのような中小規模のサラ金の審査は独自のものが多い

大手消費者金融はリスクを抱えない経営を目指す為に審査はどうしても厳しくなりがちです。信用情報で金融事故の履歴があるならそれだけで融資は行いません。これはほとんどの大手消費者金融に共通している事です。

言葉は悪いけれど、そういった大手消費者金融が取りこぼした顧客を、別の角度からしっかりと審査し、融資を行うのが中小規模の消費者金融独自の審査の有り方だと言えるでしょう。

アルタは確かにそういう独自審査を行って来た消費者金融でした。そしてアルタ以外にも同様な審査方法で、今現在の顧客の返済能力の有無を見極めて融資を行っている業者もまた確かに存在するのです。

中小規模の消費者金融の中で、現状を審査してくれる業者を選ぶ事が、過去に金融事故の履歴がある人でも融資可能になる為の条件なのだという事です。

審査を通過し融資を受けたら考えなければいけない事！

過去に金融事故を起こした場合、また同じ事を犯しかねないと考えるのが自然と言えます。特にお金を貸すという信頼が一番必要な場面では尚更ですね。

それを敢えて融資しようと言うのですから、今後は信用実績を積み、二度と遅延など無いように気を付けなくてはいけないのは言うまでもありません。

また、信用実績を積む事で、信頼関係をしっかりと築いておけば、更に大きな融資が必要な時に、より有利な利息で借入が可能になる場合もありますよ。融資を受けられたのが良い機会です。