銀行で現金を借りたいと思う時、大抵の人はカードローンを選ぶのではないでしょうか。今は個人向けの融資が充実していて、銀行もカードローン商品が盛りだくさんですよね。
銀行と言えば、星の数ほどあると言っても過言ではありません。都市銀行に地方銀行、数えるのも大変です。そしてその銀行の数ほどに、カードローンが存在しているのです。
特に人気があるのは大手銀行のカードローン。なぜ、大手銀行のカードローンは人気を集めているのでしょう?中でもお得なカードローン商品の探し方も知っておきたいですね。
銀行と言うと、大抵の人は次のようなことを考えるでしょう。
どれも正しい認識です。徹底してお金を扱う機関だと考えれば良いでしょう。この中に、個人で気になるカードローンがあることも見逃せません。
その中でも、個人向けの融資として人気のカードローンを多く取り扱うのは、都市銀行や地方銀行が一般的です。
都市銀行と言うと、「大都市にある大きな銀行」というイメージがつきまといそうです。実際に、営業地域は都市銀行の分類に重要な影響を与えています。
と言っても、それほど深刻なものではありません。大都市にあり、一定の規模の営業エリア・店舗数であれば、都市銀行と認識されることが多いようです。しかし、実際は、国が認めている「都市銀行」は4つしかありません。
どの銀行も一度は聞いたことがありますよね。おそらく、どんな地方にも一行は必ずあるのではないでしょうか。
この4つが、正式に日本で認められた「都市銀行」となります。
日本全国で知らない人がいないというほど有名な銀行ばかりですから、これらの銀行から発行されているカードローンも、かなり有名だと考えられますね。
都市銀行の他には、地方銀行という言葉をよく聞くのではないでしょうか。こちらは都市銀行よりもずっと数が多く、日本全国に展開していない分、地元に密着したサービスが可能であるため、愛用者が多いという一面があります。
気になるカードローンも、ほとんどの地方銀行が発行しています。都市銀行のカードローンに不満のある人は、地方銀行のカードローンをチェックしてもるのも良いかもしれませんね。
銀行系カードローンは、どこの銀行も力を入れて展開している商品のひとつです。大抵は銀行の名前を冠した商品になっていて、看板商品であることが分かります。そして、他の商品よりも、かなり利用者が多いということもひとつの特徴と言えます。
生活に密着した銀行は、公共料金や携帯電話の支払いに口座を利用することがあります。同じ銀行から出ているカードローンを利用する時、支払い口座を引き落とし用に指定すると、金利を下げるというサービスをしているカードローンも多いですよ。
また、銀行系カードローンには総量規制が適用されません。消費者金融などの貸金業者からの借り入れで悩んでいる人は、銀行系カードローンの利用を考えてみたいものですね。
消費者金融や信販会社など、「貸金業」に分類される金融機関からの借り入れを制限する法律の一つ。
貸金業者は利用者の年収の三分の一以上の貸付をしてはならないとされている。また、利用者が希望しても、年収の三分の一以上の借り入れをすることができない。
これからお金を借りる人も、年収の三分の一以上の金額が必要であるのなら、最初から銀行系カードローンを利用すると良いでしょう。
金利サービスや総量規制の対象外など、嬉しいメリットが目立つ銀行系カードローンですが、やはりデメリットがまったくないとは言えません。メリットがあればデメリットもある、と考えておいた方が良いでしょう。
主に、審査の時に目立つデメリットのようですね。銀行の審査は消費者金融などに比べ、かなり厳しいと言われています。
実際、消費者金融の審査に落ちたことはないのに、銀行系カードローンの審査に落ちたという声もよく聞きます。
銀行は、都市銀行・地方銀行問わず、顧客の預金が資金となっています。この資金を貸し付けるわけですから、もし貸し倒れになってしまったら銀行の信用にかかわることになってしまいます。だからこそ、審査が他の金融機関よりも厳しいと考えられます。
審査に時間がかかる点ですが、これも仕方がないと割り切っておくべきでしょう。消費者金融であれば即日審査・即日融資が今や常識ですが、本来、それはかなり驚くべきことです。よほど急いでいない限り、数日は待つ気分で申し込みましょう。
メリット・デメリットを含んで考えても、やはり銀行系カードローンが良いと思う人は多いようです。どの銀行のカードローン商品も、必ず人気を集めるものになっています。中には、カードローンのために口座を開設しても良いという人がいるほどです。
銀行の商品ならではの、こういった理由が人気の秘密だと言えそうです。
確かに、銀行の安定性は信頼できるものですし、万が一倒産の憂き目に遭ったとしても、銀行法で守られているため、利用者が不利益を被ることはありません。
実用的な点からも、安心という点からも、銀行系カードローンは様々な条件を満たしており、多少のデメリットは気にならないという人が多いのでしょう。
銀行系のカードローンと言えば、何といっても大手銀行の商品が有名です。大手銀行の中でも、ここでチェックしておきたいのは、日本3大メガバンクから出ているカードローンでしょう。どの商品も銀行が力を入れているものですので、内容は折り紙付きです。
最初はそれほど高い限度額を設定できないかもしれませんが、利用しているうちに、いつの間にか1000万円に近い限度額設定にすることも可能ですよ。
実際に、日本3大メガバンクからリリースされている銀行系カードローンをチェックしてみましょう。それぞれに特徴があり、どれも利用者が使いやすいものになっています。
商品名 | 金利 | 限度額 | 特徴 |
---|---|---|---|
三菱東京UFJ銀行 バンクイック |
4.6%~年4.6% | 500万円 | 即日融資可能 (最短40分) |
三井住友銀行カードローン | 4.0%~14.5% | 800万円 | 300万円まで 収入証明書不要 |
みずほ銀行カードローン | 3.0%~7.0% | 1000万円 | 限度額は業界トップ |
簡単にまとめるとこのようになります。限度額がそれぞれ違うことがお分かりでしょうか。一口に銀行系カードローンと言っても、様々な設定があることが窺い知れます。
また、それぞれの特徴も、個人の都合に合ったものが選択できそうですね。審査速度を重要視するか、書類の手間を省略するか、限度額を優先するかで、選ぶ商品が変わってくるでしょう。
三菱東京UFJ銀行バンクイックは、最近ではテレビでCMを見かけることも多くなりました。
限度額は銀行系カードローンにしては低めなのですが、注目したいのは、最短40分で融資が可能という点です。
銀行系カードローンのデメリットとして、「審査に時間がかかる」という点を説明しましたが、このバンクイックは、そのデメリットを吹き飛ばすものであることが分かります。
もっとも、三菱東京UFJ銀行ほどのメガバンクであれば、ご近所でも出先でも、どこにでもありそうですよね。実質的には誰でも、最短時間で審査を終えることができそうです。
三井住友銀行カードローンの特徴は、借入希望金額が300万円未満であれば、収入証明書が不要ということです。これは消費者金融でもよくあるサービスですが、銀行では中々ないものですよね。
提出書類が多いと、地味に面倒なのがカードローン系の申し込みです。特に収入証明書は、給与明細だったり源泉徴収票だったりと、少し手間がかかるものが指定されることが多いのが現実です。その手間を省き、スムーズに利用できるのが三井住友銀行カードローンです。
みずほ銀行カードローンの注目点は、やはり限度額の高さでしょう。最大で1000万円という金額は、銀行ならではの資金力から提示できる数字だと言えます。
また、収入に自信がある人であれば、最初から500万円以上の限度額設定を狙うことも不可能ではありません。限度額の高さはステータスにもなりますので、ぜひ狙っていきたいものですよね。
メガバンクにも負けていないのが地方銀行です。地方銀行から発行されているカードローンも、もちろん見逃せませんよね。近くに店舗があれば便利ですし、すぐ近所にないとしても、今時はインターネットで全て手続きをすませることも可能です。
地方銀行にも様々ありますが、中でも規模の大きな地方銀行をチェックしてみましょう。規模の大きな地方銀行は店舗数が多く(=営業エリアが広く)、お住まいの地域が営業エリアになっていることが期待できますよ。
地方銀行の大きさを測るには、資金力を見ることが最も速いと考えられます。現在、地方銀行でトップ3と言われる銀行の資金力を調べてみました。
地方銀行 | 総資金 |
---|---|
横浜銀行 | 118,683億円 |
千葉銀行 | 101,219億円 |
福岡銀行 | 84,245億円 |
資金量の数字を見て気が遠くなったかもしれませんが、これがトップ3の地方銀行の資金力になります。これらの地方銀行が発行しているカードローンも、メガバンクのカードローンに負けない人気を集めています。ぜひチェックしておきたいですね。
横浜銀行のカードローンは、かなり優秀なカードローンだとして大人気だと言われています。低金利と限度額の高さがメガバンク並なのです。
項目 | 内容 |
---|---|
商品名 | 横浜銀行カードローン |
金利 | 1.9~14.6% |
限度額 | 1000万円 |
営業エリア | 神奈川県内、東京都内、 前橋市、高崎市、桐生市 |
金利や限度額が、メガバンクの中ひとつ、みずほ銀行カードローンに同等であることが分かりますね。地方銀行の底力を見せつける商品です。もちろん、それなりに審査は厳しいのですが、無茶をした過去がなければ安心して申し込みをすることが可能ですよ。
対象地域は意外に広く、横浜がある神奈川県内だけではなく、東京都内に加え、群馬県の主要都市にも進出しています。
この地域にお住まいか、あるいはお勤めであれば、横浜銀行カードローンを利用することができます。
千葉銀行から発行されているカードローン「ちばぎんカードローン」は、限度額はそれほど高くないものの、口座が不要であったり、審査が即日可能であったりという、いわば消費者金融に近い、クイックな利用が可能な商品です。
項目 | 内容 |
---|---|
商品名 | ちばぎんカードローン |
金利 | 4.3%~14.8% |
限度額 | 500万円 |
営業エリア | 千葉県、東京都、 茨城県、埼玉県 |
ちばぎんカードローンの最大の特徴は、他の金融機関から借りた借金を一本化するための、「おまとめ・借り換え」に利用できるということでしょう。一般的に、おまとめローンは金利が高くなりがちなのですが、ちばぎんはそこまで高くはありません。
また、審査も速く、最短で即日完了が可能です。そこまで高い限度額を求めないものの、スピーディに利用したい人は、ぜひチェックしておきたいカードローンです。
福岡銀行から発行されている福岡銀行カードローンは、地方銀行ならではの、生活に密着した営業をしているという評判です。派手なサービスはありませんが、利用者の立場に立った内容が人気を集めています。
項目 | 内容 |
---|---|
商品名 | 福岡銀行カードローン |
金利 | 3.0%~14.5% |
限度額 | 1000万円 |
営業エリア | 福岡県内 |
こちらも横浜銀行と同じく、限度額の高さには驚きます。金利の面ではやはりメガバンクにはかなわない部分もあるようですが、見逃せない金額であることは確かですよね。
また、福岡銀行に口座を持っていなくても、申し込みが可能となっています。口座を作るのはなんだかんだと手間がかかるものですので、このサービスは嬉しいものですね。
都市銀行も地方銀行も、大手であればかなり魅力的なカードローン商品を取り扱っています。どちらにもメリット・デメリットがありますが、おおむねメリットばかりです。利用する時はぜひ上手に使ってみて下さいね。
Copyright c 【サラ金業者3選】選ばれるにはワケがある! l マネー村の掟 All Rights Reserved.