貸金業法の改正や過払い金請求などの影響で、廃業となるサラ金業者が多数出ました。とはいえ、業務提携や各社の努力などで、営業を続けているサラ金もかなりたくさんあります。
そんな数多あるサラ金業者の中から、いざお金を借りたいと思ったとき、どのように借りる業者を選ぶのかは、ちょっとした問題ですよね。特に借入初心者の方は、どうやって優良な業者を選んだらいいのか、迷ってしまうことも多いはず。
そこで今回は、良いサラ金業者を選ぶポイントについてお話していきます。悪質な業者に引っかからないためにも、正しい選び方を知っておきましょう!
サラ金というと、ちょっと怖いイメージを抱く人もいるかもしれません。しかし、優良なサラ金業者であれば、全く怖いなんてことはありません。しかし中には、違法なことをして儲けようとする悪質業者が紛れていることも事実です。
誤ってこのような業者を利用してしまわないためにも、まずは悪質業者の見分け方をお話します。
すべてのサラ金業者は、「貸金業法」という法律のもとに営業しています。
したがって、この貸金業法を守っているところが、まともな業者の証となります。
でも、法律を守っているかどうかなんて、素人がいちいちチェックするのは大変ですよね。そこで、貸金業法の中でも借りる側の私たちに関わる、主なチェックポイントをご紹介します。
この2点が特に重要です。以下に詳しくご説明します。
総量規制とは、「借入総額は年収の1/3まで」という決まりです。もしも、年収の1/3以上を越える貸し付けをしていれば、そこは悪質業者である可能性があります。
ただし、総量規制には例外もありますし、銀行系は総量規制の対象外なので、これだけで悪質業者と判断するのは早計です。その他のポイントも合わせて判断しましょう。
もうひとつ、実際に利用するうえでとても重要になってくるのが、金利です。現在の貸金業法では、以下のように上限金利が定められています。
限度額 | 上限金利 |
---|---|
10万円未満 | 20% |
10万円超~100万円未満 | 18% |
100万円超 | 15% |
もしも、上記の借入限度額に応じた上限金利を越えた金利を取っているサラ金があれば、それは悪質業者であると判断できます。
大手か中小かといった規模の大小にかかわらず、すべてのサラ金はこの上限金利を守る義務がありますので、金利は必ずチェックしてください。
総量規制や上限金利を守っているかをチェックするのも大事ですが、実はもっと手っ取り早く、悪質業者か正規の業者かを見分ける方法があります。それは、登録番号を確認すること。
この登録番号について、大手サラ金の「アコム」を例にとってご説明します。アコムのサイトの一番下を見てみると、以下のような登録番号が記載されています。
サラ金業を始めるにあたって、必ず財務局か自治体に貸金業登録をしなければなりません。前者の番号は、その登録番号なのです。
後者の番号は、日本貸金業協会の会員登録番号です。日本貸金業協会の会員になることは法的義務ではありませんが、会員であることが信用できる業者かどうかの判断材料になりますので、多くの優良サラ金業者が加入しています。
日本貸金業協会の方はともかく、貸金業登録をしていない業者は違法業者ですので、サイトにこれらの登録番号が明記されている業者を選べば、ひとまずは安心です。
優良な業者を選ぶためのごく基本的なことについてお話しましたが、ここからは、さらに詳しく考えていきたいと思います。悪い業者から借りてしまえば後々困ることになりますから、自分の身を守るためにも申し込みの前にできることを知っておきましょう。
前章で、貸金業登録をしている業者であることが、優良サラ金業者の証であることをお話しました。しかし、サイトに架空の登録番号を載せていたり、別の業者の登録番号を載せていたりする困った悪質業者もあります。
この嘘を見破るために、金融庁のサイトを活用しましょう。金融庁のサイトには、「登録貸金業者検索サービス」というページがあります。貸金業登録番号を入力して検索ボタンを押すと、
これらの情報が表示されます。架空の番号を記載していれば出てきませんし、別の業者の登録番号を勝手に使っているなら、番号と名称が一致しないはずです。この検索サービスを使えば、本当に正規の登録業者かどうかが一目瞭然なのです。
しかも、行政処分の有無も表示されるので、より確実に優良なサラ金業者を見つけることができます。
正規の登録業者を選ぶべきなのは大前提ですが、その中からさらにどうやって絞り込んだらいいでしょうか。ひとつの目安になるのが、サイトを確認することです。
できればサイトの隅から隅までを熟読して、商品内容や借入や返済の方法、どんなサービスがあるのか、どのような体質の企業なのかといったところまで理解しておけばカンペキです。
お金を借りたいときは急いでいることも多いですから、あまり情報収集に時間が取れないという人もいることでしょう。そんなときは、つい業者側からの誘いに乗ってしまいやすいものです。
しかし、ダイレクトメールを送ってきたり、勧誘電話などをしてくるところは、疑ってかかった方が良いでしょう。
一般的に、正規の業者が勧誘をしてくることはありません。
既に継続利用している人に増額の案内などをすることは、もちろん優良サラ金業者でも普通にあります。しかし、こちらから申し込んでもいないところから勧誘が来るのは、普通ではあり得ません。
もちろん、電柱などに貼ってあるチラシも、悪質業者のものです。このような悪い業者の甘い誘いには、決して乗らないようにしましょう。
どの業界にも、まともな業者もいれば、悪質な業者もいます。貸金業界も例外ではありません。ここまでお話してきた方法でまともな業者を選ぶことは可能ですが、優良サラ金業者もたくさんありますから、その中でも迷ってしまうことだってありますよね。
しっかりと吟味して選んでいる時間がないときや、どうしてもうまく選べない場合は、大手にしておけば間違いありません。
大手サラ金業者が安心して利用できる理由には、以下のようなものがあります。
大手サラ金業者は広告を盛んに行っているため、世間一般に広く知られています。誰でも知っているということは、もしも何か法に触れるようなことが明るみに出た場合、非常に大きなダメージを喰らうことになります。
ですから、大手サラ金業者は、必ず貸金業法で認められている範囲の営業をしています。
これが、大手にしておけば間違いない最大の理由です。
また、大手は支店も多く、日本全国どこからでも利用しやすいというメリットもあります。実際に利用していくうえで、いつでもどこでも借入や返済ができると言うのは、非常に大きな利点です。
では、実際の大手サラ金業者の一例として、プロミスのキャッシングをご紹介します。
項目 | 内容 |
---|---|
限度額 | 500万円 |
金利 | 4.5~17.8% |
申し込み条件 | ・年齢20歳以上69歳以下の人 ・本人に安定した収入のある人 |
必要書類 | ・運転免許証などの本人確認書類 ・源泉徴収票などの収入証明書類 (限度額50万円超または他社との借入総額が100万円超の場合) |
最大金利は17.8%で、もちろん20.0%という貸金業法の上限金利の範囲内です。それどころか、他のサラ金に比べても低金利だと言えます。
プロミスには、以下のようなメリットもあります。
初めてのプロミスを利用する人を対象に、30日間無利息で借りることができるサービスがあるのはありがたいですね。
また、借入や返済の方法も、以下のように実に多種多様です。
このように、プロミスは大手サラ金業者の中でも、実に使い勝手の良い消費者金融だと言えます。
キャッシングがとても身近な世の中になりましたが、それでもお金を借りるということは、一歩間違えれば人生を踏み外すリスクがあることです。なので、サラ金業者選びは慎重に行うに越したことはありません。
優良なサラ金業者の決め手は、やはりきちんと貸金業登録をしていることです。また、利用者にとって借入や返済がしやすいことも重要です。この辺りを考慮して、ご自身に合った業者を選べれば最高ですね。
でも、じっくり選ぶ時間のない方は、大手サラ金業者にしておけば、まず間違いないです。特に初めて借りるという方は、無利息サービスも利用できますので大手がオススメです。そして、借入に慣れてきたら、改めてよりメリットの大きい業者を選びなおすのもいいですね。
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