借金をしようか考えたとき、どうしても不安になってくるのが「取立て」かもしれません。「借金=怖い取り立て、強引な取り立て」というイメージがあるのでは?
実際、借金の強引な取り立てが問題になった時期もありましたからね。借金をすることに抵抗があるという人は、家族や知人に迷惑がかかるのではないかと不安になっていることも要因の1つでしょう。
しかし、借金取立てにはきちんとルールが定められていて、家族や知人に迷惑がかかること、怖い目に合うことは基本的に起こり得ないようになっているのです。借金をするなら知っておきたい取立て禁止事項についてチェックしていきましょう。
借金の取立てについては、貸金業法という法律内できちんとルールが定められています。いくつか禁止事項はありますが、ここでは4つのポイントに絞ります。
それぞれのポイントについて詳しくご紹介していきましょう。
取立てをする場合、基本的に午後9時から午前8時までは禁止されている時間となっています。深夜や早朝に電話や訪問、FAXによって取立てを行い日常生活を脅かす、というようなことは無いのです。
取立ては、日中に行うというのが基本であるということを覚えておきましょう。
取立てと聞くと、どうしても自宅や勤務先に来て催促をする、督促をするというイメージが強いかもしれません。
しかし、実は正当な理由なく自宅や勤務先へ取立てへ行くという行為自体が、法律内で禁止されているのです。
また、自宅などに督促の張り紙をする、ビラを撒くといった行為も禁止されています。法律では、第三者に借金があるという事実を公表してはいけないと定められているのです。
ですから、返済に遅れてしまったとしても張り紙やビラで督促されることはありませんし、家族や知人、勤務先の人に伝えられる心配もないのです。
ただ、自宅や勤務先への取立てが禁止されていると言っても、「正当な理由なく」という文言が明記されているという点には注意が必要です。
携帯電話へ何度連絡しても繋がらない、何度督促状を送っても返済してもらえないということになれば、自宅に訪問せざるを得ない状況になってしまうかもしれませんからね。
自宅や勤務先へ取立てに来てほしくないと思えば、まずは返済に遅れないこと、連絡にはきちんと対応することを心がけておきましょう。
借金が返済でいなくなった場合、家族や知人に取立てが向かうのではないか、代わりに返済をしろと迫られるのではないかと心配になるかもしれません。しかし、安心してください。
基本的に、保証人になっていない限りは借金の返済義務は契約者本人にしかありません。
いくら一緒に住んでいる家族でも、保証人や連帯保証人になっていない場合は、血縁関係有無に関わらず返済する必要はないのです。ただ、例外となってしまうケースがあります。それが死亡時の相続ですね。
契約者が死亡してしまった場合は、借金も相続対象となってしまうので相続した人が代わりに返済をしなければいけなくなります。
このことは覚えておきましょう。ただ、最近は個人での少額借入は担保・保証人不要の借入が主流となっていますので、家族への取立てについては基本的に心配する必要はないでしょう。
債務整理には、次の4つがあります。
債務整理は、基本的に弁護士や司法書士に依頼して行うことになります。依頼をして、弁護士や司法書士が債務整理を開始した時点で、お金を貸した側に連絡をするのです。
債務整理の連絡を受けた以降は、督促を行うことが出来ません。契約者も、督促に応じる必要は無いということを覚えておきましょう。
基本的に、保証人にならない限りは契約者本人以外に返済義務は生じないということはご紹介しました。保証人にはただの保証人と連帯保証人の2つの種類がありますよね。
ここでは、借金をするなら是非知っておきたい保証人と連帯保証人の違いについて紹介していきます。
まず、保証人と連帯保証人の違いを、借入先が返済を請求をするケースで見ていきましょう。
請求を受ける⇒契約者に返済能力があれば返済しなくて良い、契約者に請求するよう要請することが可能
請求を受ける⇒契約者の返済能力有無に関わらず返済しなければいけない
保証人と連帯保証人は、返済しなければいけない義務の大きさ、責任の大きさが全然違うということを知っておきましょう。借金の契約をする際に、保証人や連帯保証人が必要であればどちらが必要であるのかを確認し、きちんと説明をして依頼するようにしたいですね。
そして、自分が依頼されることがあれば、どちらを依頼されているのかきちんと理解をして決めるようにしましょう。
取立てを受けないようにするためには、返済に遅れないようにすることが必須です。逆に言えば、期日を守ってしっかりと返済すれば取立てを受けることは無いわけですね。
では、返済日に確実に返済金額を支払うようにするためにはどうすれば良いのでしょうか。
まずは、無理なく毎月返済できる金額の範囲内で借入をするようにしましょう。
自分の収入、支出を考えて、毎月どのくらいの金額であれば返済できるのかを考えるところから始めましょう。そして、返済可能金額が分かったら返済シミュレーションを利用してみると良いですね。
返済金額から借入可能額を算出することが出来る返済シミュレーションがあります。これを利用してみると、簡単に借入可能金額を計算することが出来るのです。
毎月返済日までに自分で振り込みをしなければいけない場合、どんなに気を付けていてもうっかり忘れは起こり得るものです。うっかり忘れで取立てにあってしまうのは残念ですよね。
そんな時は、返済日お知らせメールを活用しましょう。大手の消費者金融で借金をする場合、サービスで返済日お知らせメールの送信を行っています。
返済日お知らせメールは無料で利用できるサービスで、消費者金融によって1週間前、3日前、当日等を選択してメールを行ってもらうことが出来るのです。返済日のうっかり忘れを防ぐためにも、返済金額を再確認するためにも是非活用したいですね。
返済日お知らせメールサービスの有無は、各消費者金融のウェブページでチェックすることが可能です。申し込みをする前に、どのようなサービスが利用できるか確認しておくと良いでしょう。
借金の申込みをしても、必ず借入出来るというわけではありません。借入をするためには、審査に通る必要があるのです。審査に通るためにクリアしておきたいポイントをご紹介しておきましょう。
まずは、申し込み条件をクリアしておきましょう。申し込み条件としては、主に次の項目が設定されていることが多いですね。
年齢制限は、20歳~65歳前後を設定している消費者金融が多いですね。
成人で自身の判断による契約が可能であり、定年前で収入を得ることが出来ると判断できる年齢を設定しているのです。
年齢の上限については、消費者金融によって異なりますので確認しておきましょう。
また、収入制限もクリアする必要があります。借金の商品によっては、年収○万円以上と制限されている場合もあるので、そこをクリアしていなければいけないわけです。
更に、消費者金融で借金をする際には総量規制も考えなければいけません。消費者金融などの貸金業から借金をする場合は、年収の3分の1を超えることはできません。ですから、その上限金額の範囲内で借入をする必要があるわけですね。
すでに、総量規制いっぱいの金額を借入している場合、総量規制に近い金額の借入がある場合は、新たに借入できる金額の余裕がない為に審査に通るのが難しくなるでしょう。
ブラックだと借金の審査に通るのが非常に厳しくなってしまいます。その原因は、返済能力に欠けると判断されてしまうためですね。
ブラックと呼ばれるのは、以下の条件に該当する場合です。
つまりブラックとは、返さなければいけない金額を満額返せていない状態、もしくは返さなければいけない日に返せなかったことが続いた状態を指すわけです。
お金を貸す側にとって、期日に返済してもらえないということは最も危惧することですよね。
ですから、一度でもきちんと返していない実績がある相手に対して、積極的にお金を貸そうとはならないということですね。
ブラック状態で審査に通るのは大変厳しくなります。だからこそ、ブラックにならないように借入をした際は返済期日に十分気を付けておく必要があるのです。計画的な借入をして、確実に返済するようにしたいですね。
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