50万以上は絶対必要？キャッシングと収入証明書の関係とは

キャッシングをする際、必ず用意しなければいけないのが身分証明書と収入証明書。身分証明書は当然分かるとしても、収入証明書がよく分からないという人もいるのではないでしょうか。

収入証明書に使えるのは何？身分証明書だけじゃダメなの？申し込む前には分からないことが山ほどあることでしょう。

そして面倒なことに、この収入証明書、「必要ない時もある」というケースがあるのです。「50万以下はいらない」と言う人もいれば、「いる」と言う人もいます。一体何が正しいのでしょうか？

まずはチェック！申し込みに必要な書類とは

銀行でも消費者金融でも、申し込みの時には必ず何らかの書類の提出を求められることになっています。提出できなければお金を借りることはできませんので、準備できるものは早めに準備しておくと良いでしょう。

• 申込書
• 身分証明書
• 収入証明書

申込書は当然ですね。今の時代、ネットから申し込みができるWeb申し込みが主流になりつつありますが、Web申し込みに対応していない中小の消費者金融もありますので、やはりまだアナログは必要でしょう。

身分証明書は求められる理由が分かりやすいかと思います。本当に本人であるのか、身元の保証はできるのか、という最低限の証明です。もちろん、他人の身分証明書を借りて申し込みをするのは犯罪です。

本人確認！身分証明書は公的なものを用意しよう！

身分証明書と言うと、それほど難しく考える必要はありません。今の時代、色々なところで提示を求められますよね。

• 運転免許証（自動車、原付など）
• 健康保険証
• 住基カード
• 公共料金領収書（2枚以上）

運転免許証は一般的に、どんなものにも勝る便利な身分証明書です。普段は車を運転しない人でも、とりあえず持っているということも多いですよね。国が発行している証明書の中では、元々顔写真もついていますし、ナンバー照会もしやすもので、最強と言える身分証明書です。

健康保険証も大変便利で強力な身分証明書になります。会社員や自営業といった就労形態で種類は変わってきますが、それでも公的なものであることは確かです。運転免許証よりも手に入れやすいという点も助かりますね。

住基カードは運転免許証、健康保険証がない人には、かなり助かる身分証明書になります。顔写真入りも選べますので、むしろ今は健康保険証よりも活用する人が増えているようですよ。

1枚だけの領収書だと、はっきり言ってしまえば、偽造がそれなりに簡単だったりもします。そういったケースを未然に防ぐため、領収書は複数枚とされていることがほとんどです。

何が使える？収入証明書を準備するならコレ！

そして誰もがちょっと戸惑う収入証明書ですが、こちらはそれなりに、利用できるものが最初から指定されています。金融機関によっては、申し込みの段階で種類を限定していることもあります。

• 源泉徴収票
• 納税証明書
• 給与明細
• 確定申告書

会社にお勤めの人、自営業の人であれば、どれか一つは手元にあるのではないでしょうか。こう見てみると、準備するのはそれほど大変ではないことが分かるでしょう。

ただ、給与明細を収入証明書として使いたい人は、少し気を付ける必要があります。給与明細を利用する場合、ほとんどの金融機関で、「直近の数ヶ月分（大抵2カ月分）」の提出を求められるからです。

給与明細をあまり長く取っておかない人や、少しばかり書類管理にルーズな人は、その点を気を付けておく必要があるでしょう。

用意が面倒！それでも収入証明書が必須の理由とは

給与明細や源泉徴収票など、手元にあるのは当然と言えば当然なのですが、中にはあまり気にしないで、すぐにポイっとやってしまう人もいますよね。そして申し込みの時に焦るということも少なくありません。

最近の金融機関、特に消費者金融は、手軽に申し込めることをセールスポイントにしています。でも収入証明書が必要であることは確か。手軽さを売りにしていながら、なぜこんなに面倒なものを用意させるのでしょうか。

借りる時のルール！収入証明書は貸金業法の決まりだった！

消費者金融としても、できればもっと手軽に利用して、顧客を増やしたいという算段はあるはずです。でも収入証明書の提出は、広告や申し込み画面などから削除することができません。

なぜなら、収入証明書の提出は、貸金業法によって定められた規則だからなんです。貸金業法とは、消費者金融や信販会社など、貸金業とカテゴライズされる業者が必ず守らなければいけない法律です。これを破ると法的に問題になりますので、どこの貸金業者も厳密に守っています。

貸金業法で利用者保護を！無茶な借入はNGです

貸金業法と言うと、お金を借りることに少し詳し人の間では賛否両論が起きがちです。と言うのも、一方では利用者を保護するという面があるものの、違う一方で、自由な利用に制限がかかるという面があるからなのです。

他にも金利の上限設定などに対し、細かい規則が定められていますが、借りる側として注目したい内容はこれらの項目でしょう。これは確かに「制限」として受け取れますので、不便を感じる人がいても仕方のないことかもしれません。

しかし、こういった規制が緩かった時代、いつの間にか返済しきれない借金を背負い、トラブルになってしまった人がいたのも事実です。

不要なケースは？注意事項をよく読もう！

面倒な感が拭えない収入証明書ですが、実のところ、必ずしも提出を必要としないケースがあります。提出する時もあれば、しなくて良いとされる時もあるということです。冒頭の「50万円」という金額がそのヒントになります。

• 収入証明書は基本的に必ず提出しなければならない
• ただし一定の金額以下であればその限りではない

貸金業法で定められた項目では、収入証明書の提出は必須です。ただ、実は、一定の金額以下の借入希望額であれば、提出しなくても審査に入ることが可能になっているのです。

この場合であれば、収入証明書を提出しなかったからと言って、審査に悪影響が出ることはありません。かと言ってプラス影響が出るわけでもないのですが、何はともあれ普通の審査が行われ、結果が出るのを待つだけです。

金額はどれくらい？各社によって違う設定の意味とは

この「一定以下の金額」ですが、法律によってきっちりと決められているわけではありません。また、貸金業法が適用されるのは貸金業だけですので、銀行系のカードローンなどはまた話が違ってきます。そこは切り離して考えましょう。

この金額は、各社の裁量にゆだねられているのが実情です。つまり、貸金業者の各社で自由に決めることができるというわけです。

• A社…100万円以下なら収入証明書不要
• B社…50万円以下なら収入証明書不要
• C社…10万円以下なら収入証明書不要

この3社の違いは、見れば一目瞭然です。ただ、どこの会社も問題のない設定になっており、貸金業法に反しているわけではありません。

「収入証明書不要ですぐ融資！」系の宣伝に不信感を持つ人もいるかもしれませんが、実際は「借入希望額が●●円以下なら不要」という注意書きが必ずあるはずです。安心して利用して下さいね。

消費者金融は50万円がライン！借入希望額との調整を

消費者金融は、大抵の会社が「50万円以下であれば収入証明書を不要とする」としています。50万円というと、日常で慎ましく利用するにはちょうどいい金額かもしれませんね。この金額で収入証明書が不要というのは、手間的に嬉しいことかもしれません。

銀行系のカードローンは、実際はもっと高額でも収入証明書を不要としているところが多いようです。これは消費者金融と違い、貸金業法での制限がないからだと言えるでしょう。

収入証明書を用意したくない人、用意する時間がない人は、次のような使い方をすると良いかもしれません。

• 借入希望額が50万円以下なら消費者金融を利用する
• 借入希望額が50万円以上なら銀行系カードローンを利用する

どちらも利点がありますので、いざという時に備え、両方に申し込んでおくのもいいかもしれません。利用しないからと言って契約解除されるわけでもありませんので、念のため、自分に合ったものを契約しておいてはいかがでしょうか。

手軽に借りたい！収入証明書不要の金融機関！

手軽に借りるなら、何といっても消費者金融です。50万円以下であれば収入証明書が不要である会社がとても多く、思い立ったらすぐに借りることができるという利点がありますね。審査も速く、急いでいる時には断然おススメの存在です。

代表的な消費者金融では、このように、やはり50万円がボーダーラインになっていることが分かります。どの会社もとても有名ですし、大手だけあって、しっかりした経営姿勢を打ち出していますね。

サービスも充実しているため、一度利用した人は、それなりに長いお付き合いになることもあるようです。

全てではない！収入証明書が絶対必要な消費者金融も！

一定金額以下の借入希望額であれば、収入証明書が不要な消費者金融がほとんどだということが分かりましたね。特に大手では、それを大々的に打ち出して、利便性を強調していることも多いようです。

ただ、全ての消費者金融が、同じ方針を取っているわけではありません。企業としての体力がある大手だとしても、必ず収入証明書の提出を求める会社もあります。

モビットは誰もが知っているであろう大手消費者金融ですが、このように、必ず収入証明書の提出が求められるようです。限度額が大きく、利息が低いからという理由もあるかもしれません。貸し倒れを少しでも回避するためと言えるでしょう。

銀行系ならもっと高額！カードローンのススメ

消費者金融で収入証明書不要で借りられるのは、大体が50万円以下です。これで満足する人なら問題ありませんが、人によっては、もっとお金が必要な時がありますよね。

そんな時には銀行系のカードローンを利用しましょう。銀行系のカードローンは、収入証明書不要とする金額が、消費者金融も高いことで知られています。また、限度額もかなり高いので、高額利用を考えている人は、やはり銀行系が良いでしょう。

銀行系のカードローンで有名なものをチェックしてみましょう。どの銀行のカードローン商品も、限度額が消費者金融より高いことに注目です。そして収入証明書に関しても、消費者金融よりかなり設定が高いことが分かりますね。

審査に時間が…最近の銀行系カードローン事情

銀行系のカードローンと言えば、審査に時間がかかることで有名です。消費者金融が即日融資可能なのに、銀行系だと何日も待たなければいけないということも珍しくありません。これでは急いでいる時に困ってしまいますし、消費者金融を利用する人の気も地も分かりますね。

消費者金融も銀行系も、多少の違いはありますが、利用しやすい時代になっています。ぜひ自分に合ったものを探して、上手に利用して下さいね。