カードローンの審査は、公務員のように安定した職業であればあるほど審査に通りやすいです。
インターネットでそのような評価を見かけることもあるため、公務員は借入において強いとされているのですが、具体的な部分については触れられていないことが多いものです。
なので、今回は公務員という立場は他の職業と比較してどのように強いのか、その点を明らかにしていく形でカードローン選びを案内していこうと思います。
公務員がカードローン審査を受けた場合、カードローン審査で落ちる心配はほとんどありません。
実際にカードローンを利用している人の職業というのは、以下のような職業で多いとされているため、それほど公務員の利用は見られないのです。
上記のような職業の方が良く利用されているのですが、収入に関しても以下のような評価が存在するため、公務員は安定して審査に通る場合が多いでしょう。
収入 | 評価 |
---|---|
定額 | 高い評価とされます
定額でなければカードローン審査に通らないこともあり、短期間のみ定額の収入を得ているだけの人では審査に通らなくなっています |
歩合 | 普通の評価となります
歩合制の場合は完全歩合制ではカードローン審査を申込めません。というのも、年間でどれほどの収入になるのかわからないからです |
年俸 | 普通の評価となります
大企業などで勤務されている場合は収入が高いため評価されますが、一般企業では普通の評価以上とはならないでしょう |
契約 | 低い評価となります
契約は1年以内のものも存在しますので、あらかじめ契約更新までに余裕があることを明らかにしていないと、普通の評価を受けることも難しくなります |
カードローン審査の収入欄は、記入の前に確認しておくべきことが多くあります。
要注意とされているものでは、収入欄をあいまいに記入してはいけないというものがあるので、その点に注意して記入するようにしましょう。
あいまいではいけない理由ですが、カードローン審査というのは必ず収入をチェックするため、実収入と記入欄のものが一致しないと審査が進まなくなります。
金額にして、実収入と1割程度違う程度であれば問題も少ないのですが、大きくサバを読むようであれば審査に落ちてしまうでしょう。
また、以下の収入に関しては収入を得ていたとしても、収入欄に記載してはいけない収入となります。
一時的に得た収入というのは、ギャンブルなどで得た収入のことです。ギャンブルなどの収入は収入と見なさないため、そのような収入は計算に入れずに収入の計算を行いましょう。
不定期に発生する収入についても同じです。主に副収入と言われている収入のことなのですが、ギャンブルと同じで安定した収入とは言えないため、収入欄に記入してはいけない収入となります。
将来的に獲得可能な収入もいけません。主な収入では財産が該当するのですが、人によっては財産をいつ得られるのかが不透明であったりと、実収入と言えるのかあいまいなことが多いです。
現在、安定した状態で得られている収入でない場合は、収入と判断しないほうが賢明でしょう。
カードローン審査時の記入ミスというのは、収入欄のみで発生しているわけではありません。
人によっては、以下のような記入でミスをしてしまう人もいるので、公務員という立場でもあいまいに記入を行わないほうが良いでしょう。
連絡先というのは、勤務先、自宅、本人確認が可能なものの3種です。勤務先、自宅の連絡先は高い割合で使用されるため、必ず電話番号が間違っていないか確認しておきましょう。
次に家族構成についても住民票を発行する形で調べておいたほうが良いです。家族構成が間違っているだけで審査落ちするわけではありませんが、人によってはカードローン審査が遅れることもあります。
中には面倒臭がってしまい、家族の名前などを適当に記入する人もいますが、誤りが多い場合は電話連絡を受ける形で、どのような名前であったか聞かれることもあるのです。
連絡先、家族構成に関してはメモ帳を用意しておくだけでキレイにまとめられるので、先にメモ帳に記録を行っておき、カードローン申込で用いるというのも賢い対応となります。
最後に借入状況についても確認しておきましょう。借入は件数、借入額の2つをまとめておく必要があります。
件数は3件以内であるかチェックし、借入額は100万円以内であるかチェックしましょう。カードローン審査時にはこのようなこともチェックされるため、曖昧に4件120万円と記入してしまうと、新規でカードローン契約を組むことが難しくなるのです。
最近になって知られるようになりましたが、公務員は勤務先としても高い評価を受けられます。
公務員以外でも、同じように高い評価を受けられる勤務先は存在しますが、公務員と比較するとワンランク落ちると理解したほうが良いでしょう。
勤務先ごとの評価については下の表にまとめてありますので、自身の勤務先の評価が気になる方は、良ければ下の表を参考にして評価を確認してください。
勤務先 | 評価 |
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国 | 高い評価となります
国というのは地方自治体も含まれますので、役場で勤務されている方や、公的機関で勤務されている方も同じように高く評価されます |
大手企業 | 高い評価となります
公務員の勤務先と比較した場合、同程度の評価が行われるかは判明していません。大手企業と言っても経営不振のケースもあり、ピンキリの評価が目立つという状況です |
一般企業 | 普通の評価となります
一般企業は中小企業扱いを受けるため、普通の評価以上になることはありません。この場合、実収入が高ければ高く評価されることがあります |
自営業、その他 | 低い評価となります
昔と違い自営業はあまり評価されません。自宅で勤務されている方が多いのですが、収入面に偏りがあり正確な収入を割り出すのに時間がかかるため、金融機関によっては審査していないこともあります |
収入が多ければカードローン審査では有利となる・・・と思われていた時代もありました。
ですが、現代ではそのような考え方こそ古い考え方になっているため、収入だけでは審査に通らない仕様となっています。
具体的なものでは以下のような勤務先が該当するのですが、ものによってはまったく評価されないということまであるのです。
公務員の場合、上記に該当する勤務先が存在しないため、評価上で悪い評価が付くこともありません。
ですが、自営業主、事業主といった立場の人は、このような勤務先を用意しないと仕事が行えないため、カードローン審査では低評価となりやすいのです。
しっかりと営業を行っているため評価に影響するのでは?と思ってしまいますが、基本的にカードローンというのは個人向けで販売を行っています。
そのため、勤務先そのものに大きな支出が発生していると、それだけでカードローン審査に通らなくなってしまうのです。
自宅の場合、親と同居であれば高く評価されることもあるでしょう。しかし、自分で自宅を購入し住宅ローンを支払っているという場合では、収入の影響でカードローン審査に落ちることが多くなります。
公務員がカードローン契約を組む場合、もっとも無駄なく借りられる金融機関は共済組合となります。
機関で勤務されている人物を支援する目的の組合で、ローンの相談も可能な組合のことを共済組合と言います。
公務員を支援している共済組合の場合、公務員であることを証明できればローンが組めるようになっているのです。
公務員と言っても、職種によっては問題をまったく起こさないほうが良い職種もあります。具体的には以下の職種が該当するのですが、下記に該当する職種で勤務されている人は、通常より安い金利で借りられるということも今では知られているのです。
公務員であっても、お金に困ってしまうとアルバイトなどを行ってしまい、それが不祥事として明るみになることがありました。
共済組合は金融機関とは違い、公務員であることを証明できればお金を貸すという仕組みになっていますので、良くお金の悩みを抱えてしまう若い人でも利用可能となっています。
このように公務員にとっては便利な共済組合なのですが、以下のようなデメリットもあるので、共済組合であっても使い過ぎは注意となります。
公務員というのは、立場によってキャリア組、ノンキャリア組に分類されますが、以下のようにランクによって評価が分かれるようにもなっています。
公務員自体の評価が高いため、大きな借入を希望されていない場合は、あまり下の表を気にしないでも問題ありません。
ランク | 評価 |
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公務員(キャリア組) | 高い評価となります
将来性が高いと判断されるほど、カードローン審査上の評価は上がるため、公務員の評価では最高の評価を受けることもあります |
公務員(裁判官) | 高い評価となります
検察官、裁判官の場合はキャリア組という扱いではなく、長く安定した勤務をされている人が多いため、長年の実績で高評価となっています |
国家公務員 | 普通の評価となります
公務員のランクでは最も安定しているランクとなるため、特別な評価が行われず、安定した審査を受けられることが多いです |
地方公務員 | 低い評価となります
国家公務員ではありませんので、それほど高い評価とならない場合が多いです。地方公務員の場合、異動が目立つことも多いため評価があまり安定しません |
公務員は、カードローンに関してもインターネット上で様々な噂が持ち上げられています。
ですが根拠の無い噂がほとんどのため、あまりこのような噂は真に受けないようにしたほうが良いでしょう。
根拠の無い噂の中には以下のような噂も存在するため、以下についてもカードローン申込前に知っておいたほうが良いです。
公務員は100万円以上借りられるというのは、かなりあいまいな内容となっているので信用する価値そのものがありません。
というのも、銀行や消費者金融によって差は生じますが、年齢が高く年収が多い人であれば、それほど厳しい審査もなく100万円借りられるからです。
そのため、公務員は消費者金融を利用できないということもありません。消費者金融は収入がある人であれば審査を受けられますし、特定の職業に対して審査拒否している金融機関でもありません。
最後に金利についてですが、今では変動型金利というものが採用されているため、金利は利用されている金額に応じて変動する仕組みになっています。
つまり、10万円借りている公務員と、100万円借りている公務員では・・・100万円借りている公務員のほうが金利が安くなるのです。金利が異様に安いカードローンというのは、まったく存在していないのです。
カードローン審査というのは、属性も確認される形で進んでいくようになっています。
属性というのは下の表に記載されているような、審査時に確認すべき項目のようなものです。
属性 | 評価 |
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住居形態 | 持家であれば高い評価となります
その他では、借家、賃貸といった住居形態が存在しますが、あまり高い評価とはなりません。人によっては定期的に引越される人もいるため、高い評価にならないことが多いのです |
親との同居 | 同居中であれば高い評価となります
親と同居している場合、生活にかかる費用のほとんどを親が支払っているケースが目立ち、電話連絡などが途切れる心配もあまりないため、高い評価となっています |
電話回線契約 | 固定電話であれば高い評価となります
固定電話の場合、いつから契約しているのか確認することができます。住所を転々としていないことの裏が取れるため、固定電話の契約があったほうが高い評価になりやすいのです |
クレジットカード | 契約済みであれば高い評価となります
クレジットカードでもそうですが、ローン契約は1件程度あったほうが良いです。まったく無い場合、ローン未経験者としてトラブルを引き起こす可能性がある・・・と判断されることもあります |
公務員という立場はカードローン審査において強いために、誰もが公務員であればカードローン審査に落ちる心配も無い・・・、と思ってしまうようです。
そのような考えの人が多いためか、公務員であってもカードローン審査に落ちている人が定期的に見つかります。
どのような理由でカードローン審査に落ちているのか?というと、主に以下のような理由のために審査に落ちているようです。
カードローン審査というのは、銀行や消費者金融で共有している情報が存在しますので、銀行や消費者金融に対して迷惑をかけていると、公務員でも審査に落ちてしまいやすくなります。
短期間に集中して申込んでいる場合も同じで、公務員であってもこのような行為は避けたほうが良いです。
カードローン審査に落ちてしまう・・・のであれば、せめて1週間以上は空けてから再申込されたほうが良いでしょう。
借入の制限についても知っておいたほうが良いです。借入の制限は100万円以上、200万円以上の借入で発生しやすいため、すでに100万円以上借りている場合は、少額のローンから完済していくことが大事です。
最後に同一の金融機関にこだわる必要はありません。というのも、一度審査に落ちてしまった金融機関では、中々カードローン審査に通らなくなるというデメリットがあるからです。
このような場合、他の業者で現在の状況を説明、相談されてからカードローン申込を行ってみると良いでしょう。
慌ててカードローン申込みされているようでは、特に問題の無い人物であってもローンで困っている人物に思われてしまうため、カードローン申込で得をすることがあまりないのです。
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