お金を借りる時に、返済のことまで考えないという人もいますが、安心して借入れから返済まで行うには、お金を借りる時点で返済についてまで考えておく必要がありますよ。
なぜなら、お金をどこで借りるかによって借金取りの態度にも違いがあるからです。例えば、国や都道府県に登録している正規の消費者金融で借り入れをすると、借金取りはさほど怖いものではありません。
けれど、国や都道府県に登録していない闇金で借り入れをしてしまうと、借金取りはとても怖い物となってしまうのです。ここでは、その借金取りの違いを詳しく紹介していきますよ。
借金取りと聞くと、恐いチンピラ風の人がドアをドンドン叩いて大声で怒鳴り上げる…なんてイメージしていませんか?ドラマなどでは、良く見かけるシーンですよね。
では現実に行われるのかと言えば、借入先に寄るのです。そのためお金を借りる時には、借入先に十分注意を払う必要があるのです。
例えば大手消費者金融では、このような取立ては行わないので安心ですが、名前を聞いたことがない中小消費者金融で借り入れをするなら、それが正規の消費者金融なのかどうかをチェックしておくことがポイントになりますよ。
貸金業者 | 取り立て行為に規制の有無 |
---|---|
正規の消費者金融 | 有 |
闇金などの違法業者 | 無 |
先ほど紹介した通り、貸金業法には取り立て行為の規制があります。具体的には以下が挙げられます。
つまり取立てをするに当たって、人を脅迫したり、私生活や仕事の迷惑となることをしてはならないことが決められているのです。
さて、貸金業法に定められている取り立て行為の規制にある不適当な時間帯って何時なのか気になりますよね。具体的には午後9時から午前8までの間となっています。そのため早朝、深夜の取立てはしてはいけないことになっています。夜寝ている間に借金取りが来ることはありませんので、安心して眠ることができますね。
勤務先に借金取りが来たり、自宅以外の場所に呼び出したりすることは禁止されています。仕事中に借金取りが来ることはありませんので、仕事に支障をきたすことはありませんね。
また万一、勤務先に借金取りが来た場合では、帰ってほしいことを伝えると帰らなければならない決まりになっていますので、迷惑な場合は強気の態度を取って問題ないですよ。
はり紙や立看板は禁止されていますので、ドラマなどであるような自宅のドアにはり紙がされる心配はありません。また、はり紙や立看板で近所の人に知られる心配もありませんよ。
正規の消費者金融から借入をした場合は、借入先から他社の貸金業者を紹介されたり、他社の貸金業者からお金を借りて返済するように要求される事はありませんので、不当に借入先が増える事もありません。
お金を借りた本人以外の人、例えば友人、知人、身内等が、お金を借りた人に変わってお金を返済するように要求されることはありません。周囲に借金を知らせてはならないことになっていますので、周囲の人に返済を迫ることも禁止になっていますよ。
繰り返しになりますが、消費者金融では貸金業法が適用となります。そのため正規の消費者金融では、これまで紹介した貸金業法の取り立て行為の決まりに沿って取り立てを行うことになりますよ。
正規の消費者金融で借り入れをした場合は、早朝、深夜に取立てが行われることはありません。また、はり紙や立看板も禁止されていますので、近所の人に借金で困っていることが知られることもありませんね。
返済に困っている人が弁護士や司法書士などの専門家へ相談すると、債務整理が勧められます。債務整理を行うことで、借金取りから解放されることが可能なのです。
弁護士や司法書士へこれらの債務整理の手続きを依頼すると、支払いや取立てを直ちに止めることができるのです。そのため、月々の返済が負担だったり、取立てが精神的に苦痛である場合は、早めに相談すると安心ですね。
任意整理を行うと、手続き後の金利は払う必要がなくなり、これまでの借金の総額と毎月の返済額を減額することができるのです。つまり借金を大幅に減らすことができ、無理のない返済プランに変更することができるのです。
民事再生を行うと、住宅は持ち続けたままで借金の減額が出来るのです。民事再生では、現在の借金が返済困難であることを裁判所に認めてもらい、住宅ローン以外の借金を減額してもらうのです。減額された借金は、3年かけて分割で返済していきますので、無理なく返済できますよ。
自己破産を行うと、借金の返済が不要になるのです。ただし、持家などの高価な財産は手放すことになります。まずは、裁判所に支払不能であることを認めてもらう必要がありますよ。
自己破産では借金の全額を支払う必要がなくなりますので、借金取りが来る心配もなく、今後の収入は全て生活費に使うことができますので、安心して生活できるのです。
闇金は、もともと国や都道府県に届出をしていない違法業者ですので、貸金業法の適用は受けません。そのため、取り立てにも規制がありません。
そうなると、早朝、深夜の取立ても行われる可能性があり、はり紙や立看板をされて近所に借金が知られる可能性もあるのです。勤務先へ電話をされる可能性もありますので、返済日は必ず守らなければなりませんね。
しかし闇金だからと言って、どこでも迷惑な取立てをするとは限りません。けれど法律で取り立てが規制されていないため、闇金では迷惑となる取り立てをされる可能性があることを知っておきましょう。
闇金から借入をして、借金取りがひどくなってしまったら、闇金に強い専門家に相談する必要がありますよ。ココで言う専門家とは、弁護士や司法書士となりますね。
闇金問題に着手すると、弁護士や司法書士にも嫌がらせをしてくるところが多いですので、中には引きうけてくれない所もあります。そのため、闇金に強いところがポイントとなるのです。
闇金では、利息が高かったり、取り立てがひどかったりしますので、返済のことまで考えて、できることなら正規の消費者金融かをしっかり確認してから借入れを行いましょう。
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