知っておこう！サラ金1000円未満の端数はこう処理する！

いままで行ったことがない場所に旅行にいくのはすごく不安ですよね。道がわからない、どこに泊まって、どこで食事をしたら良いのか、ガイドが必要です。

同じようにキャッシングを初めてする方にもいろいろな疑問があるはずです。借り入れの際、返済の際、どうしたら良いのか、前もって知っておいたら助かることがたくさん。

ここでは、返済の際に生まれる端数処理の問題について一緒に考えてみましょう。

返済の際の端数処理問題とはなにか？

まず、問題の全貌をみてみましょう。まず以下の表を御覧ください。

まず簡単に説明しておきますと、これは30万円をアコムから借りた場合、10回で返済することを選んだ場合です。毎回33,000円ずつ返済すると、10回目にはすべて完済することができます。

この表からお分かりになることはいろいろとあると思います。

• 後半になればなるほど利息が安くなる
• それでも利息ってこんなに払っているんだ！
• 返済回数が10回の場合は30回の場合より支払い額が減る

などなどです。

でも、ここで注目していただきたいのは、一番下の欄です。

債務残高が利息を含めて31,596円になった時、1000円未満の端数がでています。

もちろん、店頭で直接現金を支払えば、何の問題もなく、お釣りがもらえるのでしょうが、最近はコンビニやATMで返済する方がほとんど。

では、こうした機械での返済の際、1000円未満の端数はどうなるのでしょうか？

プロミスの対応

プロミスでは様々な形での返済に対応しています。やはりいちばん安心なのは口座振替で、それであれば1000円未満の端数の問題は生じませんよね。

しかし、やはりお金ができた時に現金をATMで返済したい、という方も多いでしょう。では、最後の支払いで千円払ってしまったら、お釣りはあきらめるしかないのでしょうか？

ちょっと面倒くさい気がしますよね。そうでなければ、店頭での返済か、銀行振り込みで端数ぴったりの支払いをする必要があります。

とにかく、端数が出ようが何だろうが、全額返済が前提 です。

アコムの対応

さて、アコムはちょっと異なります。

アコムのATMでは1000円未満の端数は返済できないので、なんとアコムが負担してくれることになっています。

これはびっくりですよね。最高999円までアコムが債務を免除してくれるということなんでしょうか？

しかし、気をつけましょう。

一つのアコムの目的はそうすることにより、顧客をアコムから離したくない、という狙いがあるのかもしれません。

さらに注意すべきなのは、ある債務を返済し終えても、もし次に再度借り直せば、先回の端数は今回の債務に上乗せされて返済する必要がある ということです。

よって決して手放しでは喜べないということは覚えておきましょう。

1000円未満であってもやはり完済したほうが良い理由

アコムは「当社負担」というものの、やはり完済したほうが気持ちは楽ですよね。

また、もっと怖いのは、信用情報にも影響がでる可能性があることが指摘されています。

信用情報とは、個人の過去の借り入れについて記載されている情報。これが今後の借り入れにも影響することがあるわけです。

なぜなら、消費者金融であれ、銀行であれ、新たな借入の際には業者ごとに共有している信用情報をかならず参照します。

それによって、自社が負うリスクを少しでも減らそうとするわけですね。これは貸金業者の側からしてみたらごく当然のことです。

住宅ローンを借りようとする人は特に要注意

住宅ローンは融資の中でももっとも審査基準が高いと言われています。もし、過去に借り入れ履歴があり、それが完済し終えてないということなれば、まず審査通過は無理です。

人によっては自分では過去の債務はすでに完済した、と思っていても、端数が残っていて、信用情報に借り入れあり、となっている場合があるようです。

ですから、たとえ端数であっても、返済にはやや手間がかかるかもしれませんが、ちゃんと完済しておくのがベストです。

上記の情報を是非参考にしていただき、たとえ1000円未満の端数であっても、完済をしておきましょう。