カードローンでの借入を毎月返済する場合、その返済額がそのまま元金という訳ではありませんよね。月々の返済額の内訳を知っていますか?この内訳を知る事で、より少ない利息での返済計画が立てられます。
こちらでは返済計画の立て方、どうすればよりお得に借入出来るのかを詳しくお話ししています。これからカードローンへの申込みを検討されている方、計画的な利用でこんなに利息も違ってきます。ぜひ参考にして下さいね。
カードローンの利息と一口に言っても、銀行と消費者金融会社ではその実質年率も違います。どのくらい差があるのでしょうか。まずは銀行と消費者金融での金利や返済方法、金額などを比較してみましょう。
消費者金融会社 | 銀行カードローン | |
---|---|---|
実質年率(例) | 4.7%~18% | 3.5%~14.5% |
返済方法 | 定率リボルビング方式 | 残高スライドリボルビング |
返済期間 | 1回~60回 | 契約期間による |
一般的には消費者金融会社よりも銀行のカードローンの方が低金利となっています。
返済については銀行、消費者金融共にリボルビング方式で、毎月定額の返済となります。一定額以上なら自由に返済額を決められる所もありますよ。
返済期間にしても消費者金融では最長5年という期間での返済という所が多く、銀行では特に返済期間を決めず、契約期間が1年ごとの更新となりますが、更新できなかった場合には返済のみを一定額で行うという形になります。
消費者金融、銀行ともに随時の返済や一括返済も可能となっているところがほとんどです。利息についてはやはり借入残高にかかってくるので、少しでも元金を減らしていく方が少ない利息で済むので、しっかりと計画を立てられると良いですね。
各カードローン会社のホームページで返済シミュレーションを利用して計画を立てられると良いのですが、より利息を少なくしたい場合はきちんと利息計算をしてみる事です。
例えば30万円を実質年率18%で借入した場合、毎月1万円づつ返済したとすると利息はどのくらいかかるのでしょうか。
それでは同じように30万円借入して、月々1万円に加え5万円を3回返済した場合には返済額はどうなるのでしょうか。
当然の事ですが、月々の返済にプラスして随時返済を行った方が返済期間も利息も少なくて済みます。このようにシミュレーションしてみるとかなり違うと言う事がわかりますよね。
同じ金額を借入して元利均等返済と元金均等返済でそれぞれ返済した場合にも、最終的な返済総額は違ってきます。
100万円を15%の年率で5年間で返済した場合の返済総額を計算してみましょう。
元利均等返済の場合
回数 | 返済額 | 元金 | 利息 | 残高 |
---|---|---|---|---|
1 | 23,789円 | 11,289円 | 12,500円 | 988,711円 |
2 | 23,789円 | 11,431円 | 12,358円 | 977,280円 |
3 | 23,789円 | 11,573円 | 12,216円 | 965,707円 |
60 | 23,827円 | 23,533円 | 294円 | 0円 |
回数 | 返済総額 | 元金 | 利息 |
---|---|---|---|
合計 | 1,427,378円 | 1,000,000円 | 427,378円 |
元金均等返済の場合
回数 | 返済額 | 元金 | 利息 | 残高 |
---|---|---|---|---|
1 | 29,166円 | 16,666円 | 12,500円 | 983,334円 |
2 | 28,957円 | 16,666円 | 12,291円 | 966,668円 |
3 | 28,749円 | 16,666円 | 12,083円 | 950,002円 |
60 | 16,914円 | 16,706 | 208円 | 0円 |
回数 | 返済総額 | 元金 | 利息 |
---|---|---|---|
合計 | 1,381,237円 | 1,000,000円 | 381,237円 |
上記表のように元利均等返済よりも元金均等返済の方が返済総額、利息の金額が少なくなります。
通常元利均等返済を取入れているカードローン会社が多いのですが、選ぶ事の出来る業者もあるので、確認してみて下さいね。
ただ、元利均等返済は返済額(元金と利息合計)が一定の為、返済計画が立てやすい事と返済開始時は返済額が元金均等返済よりも少ないというメリットがあります。どちらにしても随時返済などを組み込んでより利息を少なくする事も可能です。
消費者金融のカードローンも貸金業法改正後は上限18%の実質年率となり、銀行のカードローンとそれほど金利の差はなくなりました。
そしてどのカードローンも利息は借りた日にち分だけ、という借入にも対応しています。
例を挙げてお得なカードローンの利用方法を考えてみましょう。例えば1ヵ月後に少しまとまったお金が入るので、旅行を計画していたが、期間限定で3割引きとなるツアーが見つかった。そんな時どうしますか。
通常購入すれば10万円のツアーが7万円になるとしましょう。1ヵ月後に10万円のお金が入るなら先にカードローンで10万円借りちゃいましょう。借入するのは30日間だけという事ですね。
もしも一括振込の手数料がかかったとしても、2,000円以下の利息ですみます。旅行代金を支払い、美味しい物を食べたり、お土産を買ったりとよりゆとりの旅行を楽しめるのではないでしょうか。
このように、必要な時に必要なだけを必要な日にちだけ借入出来るというのもカードローンの大きな利点と言えますね。
カードローンで借入をして返済計画を立てる時には、ただ単に返済額だけを確認するのでなく、元金と利息の内訳をしっかりと確認しましょう。
最初は少し返済額が多くて厳しいかなと思うような場合でも、元金が目にみえて減っていくと励みになります。
それに合わせて支払う利息も減って行くので、着実に完済に向かっていると実感できますよ。上手く返済計画を立てられるかどうかは、そういった小さな事から差が出るのではないでしょうか。
元金と利息についてお話ししてきました。利息については消費者金融と銀行では確かに銀行の方が低金利です。金利のみを考えれば銀行のカードローンを選ぶのがベストですね。ただ消費者金融ではその金利差を埋めるように期間を決めて利息を無料にするキャンペーンを行っています。
30万円を借入して30日後に返済した場合、初回の借入なら30日間利息無料キャンペーンを利用すると利息はかからずに借入した事になります。
30万円×14.5%÷365日×30日=3,575円 銀行のカードローンで30日間借入した場合の利息
利息無料キャンペーンは初回利用に限りますが、上記の利息が無料となるのでお得ですよね。もちろん月々定額返済の場合でもこの30日間の利息無料は利用できるので、借入額によってはかなりお得ですね。
元金と利息の事をいろいろとお話ししました。
借入にはもちろん利息がかかるのは当然なのですが、返済方法や工夫で利息を最小限に抑える事も可能です。
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