限度額減少を避けろ！賢くお金を借りるコツ

普通に生活していても、予期せぬ大金が懐から出て行ってしまう時って結構あるんですよね。貯金がある人は余裕なのでしょうが、そうでない人は次の給料日まで厳しい状態が続いてしまいます。

そんなピンチの時は、金融会社でお金を借りる人もたくさんいるのですが、限度額が決められていて、思うように使えない場合もあります。ただでさえ少ない限度額、しかも何かの拍子に限度額を減額されてしまう場合もあるんです。

折角契約をしたのに、限度額が減少してしまうのは大変つらいところです。それでは、限度額が減少されてしまう背景にはいったいどのようなことがあるのでしょうか。その辺りについて色々と調べてみました。

途上与信がものを言う！減額されるキッカケ

お金がピンチの時に金融会社と契約をしてお金を無事、借り入れすることができたのにもかかわらず、数ヶ月経過するともっと借りられたはずなのに、いつの間にか自分が使える限度額が減っている…このような経験をしたことはないでしょうか。

使えるはずの限度額がいつのまにか減少しているというような現象は結構な人たちが体験しているんですよね。クレジットカード会社にしても大手のサラ金にしても、限度額を減少するというのには何かしらの理由が必ずあります。

一番多いのが他社での借り入れを増やすことです。しかしどうして他社で新しく契約したことがバレるのでしょうか。それには途上与信というものが深く関わってきます。

途上与信とは契約した人たちがまた新たに他社で借り入れを増やしていないか、金融事故を起こしていないか今現在延滞をしていないかなどを定期的に調べることを言います。

この途上与信審査というものは金融会社にとってとても大切なもので、この審査を定期的に行うことでその人の最高限度額を大幅に減少することができるわけです。

比較的早いペースで途上与信が行われる場合も

比較的に厳しいと言われるクレジット会社やサラ金会社などでは3ヶ月に1度のペースで、途上与信を行っていると言われています。

今現在もきちんと働いているかなどの在籍確認までは行いませんが、信用情報会社に照会をかけ、途上与信を行うことが当たり前としている金融会社が多いと思っていた方が良いでしょう。

うちの会社と契約していた時は他社の借り入れが1件しかなかったのに、途上与信を調べたら他社での借り入れ件数が3件に増えていた、おまけに延滞した履歴までも発覚、このような状態になってしまった場合は、利用限度額が減額されてしまう可能性がとても高くなります。

つまりは他社での借り入れが増えてしまうと、その事実を自分が契約している金融会社に知らせなかったとしても、途上与信ですべてバレてしまう可能性が非常に高いです。

途上与信だけじゃない！仕事変更で減額対象になる場合有り！

お金がピンチの時に金融会社でキャッシングをしたり、またはクレジットカードで買い物したり色々と工夫をする人もたくさんいるのですが、サラ金会社も、クレジットカード会社もあらゆる金融会社はよく途上与信をまめに調べたりするわけですが、他社の借り入れが増えた時だけ限度額の減少対象となるわけではありません。

その人の身辺が大きく変わると、限度額の減少対象となる場合が結構あります。

例えばクレジットカード会社の場合、月々きちんと返済をしているのにもかかわらず、ある日突然カードが利用できなくなったり、あったはずの限度額が減少されたりする現象が起こる場合があります。

その人が転職などをして、その届出などを怠ってそれがバレた場合、そのような措置をとられる場合があります。これはすべての金融会社に当てはまるわけではありませんが、インターネットの金融掲示板などを見ていると、限度額が減らされた人の書き込み内容の中に心当たりは転職したことと書かれていることがとても多いんです。

転職することはその人の収入ととても大きな関わりがあります。

また、途中で転職をすると最初に申請している年収額が変わってきますので、転職が発覚する事により、限度額が減らされてしまうというような措置をとられることがあるようです。

限度額が減らされる事に一定のパターンは存在しない

限度額が減少されたことがわかると、どうして減額されてしまったのかという質問をその金融会社に問い合わせをする人も少なくないのですが、その理由について教えてくれない金融会社も多い中で、他社の借り入れが増えていない場合は「最近、転職などをしていませんか？」と逆に聞かれる人もいるようです。

どうして転職したことがバレてしまうのか…そのあたりについては正直謎でよくわからないのが実情のようです。ただ正直に転職いたしましたと金融会社に言ったとしても、それが元で限度額が減少されてしまうケースもあるようです。

そういうことを聞くといつ減額されるかわからない金融会社をアテにするのは不安があるかもしれません。ただ、基本的には他社の借り入れが極端に増えずに転職もせず、きちんと月々の支払いを行っているのならばさほど不安を覚える必要はないはずです。

目の前に迫る総量規制！限度額減少へのカウントダウン！

さて、限度額の減少については大手の消費者金融などが結構行っています。

消費者金融で借り入れすると総量規制というものが必ずありますので、年収の3分の1以上の借り入れがある、ないしはそれに近づいてきていると判断されてしまったら、限度額が下がってしまう現象が結構ありますので注意が必要です。

信用失墜を避ける事が大事！

総量規制を超えてしまいそうになっていたり、あと少しで総量規制のボーダーラインが見えてしまいそうな場合は、金融会社がその人に対して警戒をするようになります。

そうなってしまうと限度額を減らされてしまうような状況になりますので、いろいろな金融会社に申し込みを繰り返したりすることは避けておいたほうが無難でしょう。特に大手の消費者金融と契約している人はその使い勝手の良さから、いつまでも使い続けたいと思うはずです。

しかし、総量規制により厳しいのは大手の消費者金融だったりしますので、いろいろな会社に申し込むことで一番最初に使えなくなるのが、大手の金融会社であることが比較的に多いですね。

限度額の減少もできるだけ避けたいのであれば、そして大手の金融会社との契約を残していつまでも使いたいと思う場合は、できるだけ他社の借り入れを増やさないようにして尚且、総量規制なども気をつけておかなくてはなりません。

他社の金融会社で借り入れが増えてきつつあるということはその人に対しての信用が、失墜しつつあるということに繋がります。そうなってしまうと限度額減少のカウントダウンとなってしまいますので、その辺りのことを念頭において忘れないようにして、他社への申し込みをするようにしましょう。

限度額減少を食い止めろ！なるべく減少を避けるためのまとめ

せっかくお金を借り入れしたのですから、一度決められた限度額を下げられてしまうのは正直つらいと言うもの。

いろいろ書いてきましたが、下記に該当する人が限度額減少の対象となりやすいので、改めてまとめてみました。今契約している金融会社を大切に、これからも付き合っていきたいと思っている場合は特に下記に注意してくださいね。

• いろいろな金融会社にお金を借りて、多重債務になりかけている
• 収入額と返済が噛み合っていない
• 虚偽の申請をして融資を受けている
• 身の回りの変化について報告していない

以上の状態を継続していると、与信審査などで発覚して、結果限度額を減少されるか、下手したら再び枠内で借り入れすることすらできなくなり、返済のみにしかならない時もありますので要注意です。

無くした信用を取り戻すには時間がかかることも…

つまり、設定されていた限度額が減少されてしまうというのは、早い話、その人の信用度が低くなってしまったということになります。

信用が元でそれなりの限度額が設定されていたにもかかわらず、限度額が減少されるというのは、こちら側が信用も無くすような行為をしたとは言え、気分が良いものではありません。特に使い勝手の良い、今まで中心で利用していた金融会社でそのような状態になるのは非常に辛く感じるはずです。

金融会社の場合は特に一度失った信用を取り戻すのはなかなか難しく、厄介なんですよね。

しかも信用を取り戻すのに努力をしても、金融会社によっては向こう５年間はなかなか信頼を取り戻せなかったりする場合も結構ありますので、自分がこれからもずっと使いたいと思っている金融会社と契約できたのであれば、信用を無くさないように利用していくことをお奨めしたいと思います。