サラ金の審査に落ちてしまったら、誰だってその理由を考えますよね。でも「あれが悪かったのでは?」と自分で勝手に想像して、クヨクヨと落ち込むのはよくありません。
中には自分の職業が審査に落ちた原因ではないかと考える方もいます。でもこれも憶測に過ぎません。
もしも職業が原因なら、他で申し込んでも結果は同じはず。でも現実はそうならないことも多いのです。
サラ金審査に落ちても、次もそのまた次もあるというのは多くの利用者によって実証済みです。1つがダメでも他ではなんとかなるという、サラ金審査の可能性を探ってみましょう!
お金を借りる時には、このように実にいろんなことを申告しなくてはなりません。これらはいずれも審査に関わる重要な項目ばかりです。
もちろん勤務先も審査の重要ポイントですから、職業が理由で審査に落ちることだってあるかもしれません。だとすれば、一体どんな職業が審査では不利になるのと考えられるのでしょうか?
一般的には、以下のような職業が審査に通りにくいと言われているようです。但しこれはあくまでも利用者側の推測にすぎませんから、絶対ではないということは頭に入れておいてくださいね。
また職種だけでなく、雇用形態も重要ポイント。以下のような順に審査の点数はアップします。こちらは推論ではなく確実な情報です。
なお自営業の方は収入が安定しないことが多いため、一般的に評価は低くなりがちです。
でもこれだけで評価が定まってしまう訳ではありません。サラ金各業者は、勤務先に関してだけでも以下のように詳細な情報を使って審査の精度を高めています。
では次に、なぜ一定の職業が審査に通りにくいと言われているのかを考えてみます。以下に審査で嫌われる職業の特徴と、その理由をまとめましたのでご覧ください。
サラ金に嫌われる職業の特徴 | その理由 |
---|---|
収入が安定しない | 毎月の返済が難しくなる恐れがある |
転職率・離職率が高い | 収入源がなくなる恐れがある |
別の土地でも働きやすい | 借り逃げされる恐れがある |
つまり悪いのは職業そのものではなく、その安定度が問題だったんですね。
例えば水商売の人でも、長年勤務していて年収も安定していれば審査のスコアは高くなるでしょう。一方一般企業のサラリーマンでも、転職を繰り返していれば評価は低くなります。
サラ金業者は、申込情報を元にスコアリングという点数付けをして、それによって貸せるか貸せないかを決定しています。
勤務先情報以外にもたくさんの項目のスコアを合計して決めるわけですから、職業のみが原因で審査に落ちるとは考えにくいのです。
以下は申込書の回答例の極一部ですが、それぞれこんな風に判断されていると考えらえます。そして全項目の総合点で、審査をパスするかどうかが決まるのです。
総合点としてのスコアが高いのなら、どんな職業であろうと審査には通ります。
その反対に総合点が低ければ、大企業の正社員でも審査に落ちてしまうでしょう。
職業で問題となるのは、職種や勤務形態だけではありません。中でも勤続年数は、サラ金審査において非常にポイントが高いと言われています。
先ほどご説明した「審査で嫌われるような職業」であっても、勤続年数が長ければ十分カバーできます。長年勤めていることで、以下のようなことが証明できるからです。
これはいずれも、サラ金審査で高いポイントがつく要素ばかり。勤続10年なんていう人は、職業のことを気にする必要はありません。
しかし審査の通りやすさは、業者によっても全く違います。サラ金と一言で言っても微妙な差があり、業者を変えればアッサリ通ることも。業者選びが大切だと言われる所以です。
消費者金融は非常に沢山ありますが、それぞれにランクをつけることができます。大手はランクが高く、その他の業者は大手よりもランクが低いのです。
そして大手よりは中堅、中堅よりは中小業者の方が審査には通りやすくなります。
最初のうちは大手で申し込めていた人も、他で借りたり延滞をしたりすれば中堅でしか通らなくなりますし、更に状況が悪化すれば中堅でも難しくなってくるでしょう。
「ブラックでも通る」なんて言われるのは、中堅以下の業者です。
大手では厳しくても、中堅ならハードルが低くいので審査に通る可能性があるのです。
では現実の業者をそれぞれのランクに分類してみましょう。1.の大手はこの4社が占めており、これ以外は全て中小の業者です。
2.と3.は、純粋に経営実績だけで分類しました。3.は比較的新しい企業なので中堅の下にランクしましたが、実質上大きな違いはありません。2.は創業数十年以上の企業で、大手と並ぶ実績があります。
問題なのが4.で、サイト情報がないのでご紹介しようがないのです。柔軟対応が期待できるかもしれませんが、正規登録業者ではない業者(つまりヤミ金)が混じっている可能性も高いのでご注意ください。
大手だけしか利用したことのない方はご存知ないかもしれませんが、中堅消費者金融では、対面や電話での審査が行われることも珍しくありません。
このような業者で申し込むと、電話や窓口で詳しく話を聞かれることがあります。大手ではあまりないことなので、なんとなく嫌な感じを受ける方も多いのですが、実はこれも審査の一部なのです。
このような判断は、客観的なスコアリングとは違って担当者の直感が頼りですし、相性も大きく左右します。だからこそ、1つの業者でダメでも他では通る可能性があるのです。
1つのサラ金で落ちたとしてもすぐに諦めることはないというのは、このような理由もあるからなんですね。
職業だけが理由で審査に落ちることはないということが、これでお判りいただけたかと思います。実はサラ金審査には、合否を決める決定的な要素が3つあります。
あなたが審査に落ちたのは職業のせいなんかではなく、この3つのうちのどれかが原因だったのかもしれません。それを最後にご紹介しましょう。
総量規制が導入され、年収の1/3以上は借りれなくなったことはみなさんもよくご存知でしょう。
これは法律ですから、どんな業者でも守る義務があります。いくら柔軟対応の業者でも、年収の1/3を超えては絶対に貸してもらえません。
しかし年収の1/3以下でも安心はできません。総量規制オーバーを用心して、各企業とも他社借入については厳しい基準で臨んでいることが考えられるのです。
次のようなことがあると審査には落ちてしまいますので気をつけましょう。
借入の多い人は返済や借換えで件数を整理すること、軽い延滞は記録が消える(24ヶ月)のを待つこと、カードは解約して整理することが、それぞれの解決方法です。
ブラックではどうしたって大手の審査には通りませんが、実は自分がブラックだという自覚のない人もいるってご存知ですか?
なかなか自分では気づけないのが、携帯電話端末代金の未払いによるブラックです。
スマートフォンの代金を分割にして、毎月の電話料金と一緒に振り込んでいる方は多いと思いますが、この状態でうっかり電話料金の支払いを忘れると・・・?
電話料金の滞納は電話会社だけの問題ですが、端末代金の滞納の方は、信用情報機関に「延滞」として登録されてしまいます。1回ならまだ大丈夫ですが、3回を過ぎれば事故扱い、つまりブラックです。
もしもそうなら、延滞が解消してから更に5年間は大手の審査に通りません。ローン契約に無頓着なのが悪いのですが、こんなことでブラックなんて何とも残念な話ですよね。
なかなか審査に通らない人がついうっかりやってしまうのが、多重申込みです。あなたは一度に複数の会社に申し込んだり、審査中なのに他でも審査を受けたりしませんでしたか?
これをやると申込みブラックという状態になり、どこでも審査を受け付けてもらえなくなってしまいます。
そこで焦ってまた申込むと、ますます状況は悪化するばかり。実はあなたの申込状況は、ひとつ残らず信用情報に登録されています。これを知らないと、なかなかこの状態から脱出できません。
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