今は10人に1人とも7人に1人とも言われるほど消費者金融の利用が増えており、それに伴い消費者金融に対する認識も変わってきています。
しかし「サラ金」と言われた時代の貸金業者は、金利の高さもあり、現状よりも「良くない」というよりも「悪い」イメージが先行していたように感じられます。
そんな中、2010年に完全施行された貸金業法の改正の影響で、多くのサラ金業者は廃業や業務縮小を余儀なくされました。
そのサラ金の中の一つに「アップル」という会社があります。この会社も廃業、または業務縮小をしたのでしょうか?アップルの今を調べてみたいと思います。
貸金業法が改正される以前は、貸金業者は「サラ金」や「街金」と言われ、小規模の業者も多く存在しました。
新たに起業した場合は兎も角、貸金業法の改正の影響で小規模の業者の多くは、廃業、または業務縮小し、今は大手の消費者金融数社が業界の中心となっているように思います。
「アップル」も小規模の貸金業者で、以前は審査が甘いと評判でした。ブラックの人にも対応していたようです。しかし他社同様、今はアップルはないと言っていいかもしれません。
肝心のアップルですが、今はその名前はありません。
実は、アップルは意外にも会社名をすでに何回か変えているからです。
会社名ですが、アップルから一度は株式会社ドリームユースと言う会社名になりました。
その後、所在地を福井県から名古屋市に移し、現在はまた別の会社名となっています。
現在の会社概要
会社名 | 株式会社DFS |
---|---|
設 立 | 1989年3月 |
登録番号 | 愛知県知事(2)第04199号 日本貸金業協会会員番号第002697号 |
あまりにもコロコロと社名が変わっているので、会社の存在を確認するのは難しいようです。
DFSがアップルの現在となるですが、ほぼ貸金業者としては機能していないと言っていいでしょう。というのは、今現在新たに借り入れしている人がいるという情報がないからです。
会社のホームページもあるようですが、そこを見ると貸金業者として必要なはずのキャッシング情報がまったく載っていない状態になっています。あるのは会社概要のみ、ぐらいでしょうか。
ただし、金融庁で消費者金融の検索をすると、登録はされています。3年ごとの登録の更新回数も(2)となっているので、少なくとも4年以上はDFSという会社名で業務を行っていることになります。整理すると、このような点が見受けられます。
これらのことから、現在は新たな融資を受け付けていないという点が推測されます。
ただ、そもそもはパチンコ業や飲食業など多角経営しているうちのひとつとして貸金業もやっているという情報もあるため、貸金業を行っていなくても問題ないのかもしれません。
現在、DFSとなったアップルですが、現在新たな融資を行っていないという点の他に、口コミでは気になる書き込みが残っています。
口コミは人によっては悪意を持って書けるものなので、全てが真実というわけではないのでしょうが、これらの点は少し気になるかもしれません。
このような内容の口コミがいくつかあり、また評価も良くないようです。
これらのことから、「もしかして闇金では?」という点も思い浮かぶかもしれません。
大きな被害はほとんどないものの評判は良くないという点はあり、断言はできないのですが、闇金の可能性も否定できない部分はあるでしょう。
そもそも新たな融資を行っていないので、もし闇金だったとしても現状では新たな被害はないだろうと思われます。
ただ、アップル(DFS)に限らず、闇金というものには気を付ける必要があることは、頭に入れた方がいいのではないでしょうか。
上記のようなことを書くと、「サラ金は闇金のことなの?」と思う人もいるかもしれません。それ以前に元々「サラ金=闇金」と思っていた人もいるでしょう。
しかし、正確なことを言えば「サラ金=闇金」ではないのです。
きちんとした知識を持っていた方が困らないでしょうから、改めてサラ金というものについて確認したいと思います。
サラ金 とは |
「サラリーマン金融」の略で、個人に無担保で融資する貸金業者のことを言う。いわゆる消費者金融のことではあるが、昔での呼び方。 |
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街金 とは |
規模の小さな消費者金融のこと。大手では借り入れできない人向け。規模としては闇金も小さいので、街金の中に闇金が紛れていることが多い。 |
闇金 とは |
違法行為を行っている消費者金融。主に多重債務者など、正規の消費者金融ではもはや借り入れができない人をターゲットにしている場合が多い。 |
単純に言葉の意味としては、消費者金融=サラ金=街金(街金は会社規模が小さい)で間違いではありません。しかし、昔の金利が高く社会問題にまでなったことや映画や漫画のイメージもあるのか、貸金業者そのものに良くないイメージを持ってしまった人は多くいます。
酷い場合には、消費者金融=闇金とまで勘違いしている人もいます。間違いの多くの場合は、サラ金=闇金、街金=闇金と考えているのではないでしょうか。
消費者金融と闇金についての違いはなんとなくわかったとして、では実際にどういう点が違法行為になるのかをわかっているのといないのとでは大きく違うのではないでしょうか。
ただ怒鳴られただけで(もちろん恐喝まがいのことは違法になりますし、客商売としてはどうかと言う点もありますが)安易に闇金と判断するのもどうかと思います。そういう点でも何が違法行為になり、闇金と判断するのかは知っておいて損はないと思います。
闇金がよく行う違法行為
細かく言えば他にもありますが、これらの点が違法行為になります。
実際に闇金にわざわざ借りる人はいないでしょうが、知らずに…ということもあるので、できれば借り入れする前に闇金かどうかをしっかりと調べてからお金を借りるようにしましょう。
なお、闇金でも貸金業者として登録している場合もあります。ネットでは闇金かどうかの情報もあるので、一度見てみるといいと思います。
実際にアップル(現DFS)に関してですが、確かにネットで見ると闇金業者としてリストの中に名前があります。しかし、具体的な闇金としての手口や行為までの情報が少なく、闇金としての判断は難しいかもしれません。しかし、できれば少しでも闇金である可能性があれば、利用は避けるべきです。
またここで説明したアップル以外にも、闇金としてリストに挙がっているアップルがあります。
業者名 | アップル |
---|---|
貸金業番号 | 不明 |
所在地 | 東京都 |
アップルの具体的な闇金としての手口まではリストの中にはなかったのですが、要注意であることには間違いないでしょう。
アップルの件でも「おや?」と思うように、同じ会社名や似た会社名を使う闇金業者は多く存在します。
基本、闇金は登録番号を持っていないのですが、架空番号を使うこともあります。そうなると正規の業者かの判断が難しく感じられるかもしれませんが、番号が正しいのか架空番号を使っているのかを調べることができます。
金融庁のHPでは貸金業者の検索機能がついているので、それできちんと登録された業者なのかどうか、確認することができます。
借りる側もしっかりと社名や貸金業登録番号を確認して、見極める必要があるでしょう。
アップルに関しては、社名がコロコロ変わる点、今は融資を行っていない点、良くない口コミが多い点など、要注意とする部分が多々あり、闇金の可能性はぬぐいきれません。
はっきりと闇金だとわかるような商品概要、姿勢、対応ならば、すぐに判別できるのでしょうが、そうでない場合も多々あります。闇金業者は、狡猾です。
そんな時は、実際に借り入れする前にきちんと調べ、判断するようにしたいものです。それ以前に、少しでも不安ならば、その業者から借り入れすることは避けるのがベストでしょう。
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