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保険証は担保にはできない!キャッシングは無担保が基本

目的自由のキャッシングやカードローンを契約する場合、今はどこの消費者金融でも銀行でも担保や保証人は不要となっています。

元々、融資してもらうのに銀行は担保が必要で消費者金融は無担保だったのが、銀行もカードローンにおいては無担保の形をとるようになっていったため、現在のように無担保が主流となりました。

しかし、稀に「保険証を担保に渡すからお金を貸してほしい」という人がいます。逆の場合の「融資するには保険証が担保として必要だ」という業者もいます。

しかし本当は、保険証は担保にできないのです。その理由も含めて説明したいと思います。

実は保険証は担保にはできない!その理由とは

キャッシングやカードローンなどの使途理由が自由な場合、そのほとんどが無担保となっています。付随して、保証人も不要となっています。

そのため、借り入れに対するハードルは下がり、多くの人がキャッシング等を利用するようになりました。多重債務に陥る問題もあるのですが、多くの人が急な出費時には助かっています。

しかし、まだまだ担保が必要と思うのか、保険証を担保にお金を借りようとする人がいたり、逆に個人情報を狙っているのか、保険証を担保として提出を求める業者もいます。

もちろん本人了承の上、コピーをとることは通常行われていますし、問題はありません。

しかし、保険証は担保にはできないのです。

保険証が担保にできないのは法律でも禁止されている!

身分証明書になる保険証は、キャッシングの申込みで本人確認の書類として扱うこともあり一見すると担保に成り得るようにも思えますが、担保にできないのにはそれなりに理由があります。

まず法律的に保険証を担保することを禁止しているからです。保険証だけではありません。

金融庁では「偽りその他不正または著しく不当な手段」を禁止していて、これに該当することになります。

金融庁の事務ガイドラインにも「印鑑、預貯金通帳・証書、キャッシュカード、運転免許証、健康保険証、年金受給証等の債務者の社会生活上必要な証明書等」を契約時に要求してはいけないことが書かれています。

運転免許証などでも同じことですが、保険証がない場合、病院へ行ったら自費で治療費を払わなければいけなくなります。(再発行をすればいいという意見もありますが、そもそもこれは紛失とは違います。)

このような状況は、普段の生活に支障が出てしまいます。明らかに不当と言えます。

保険証を担保とした場合の不安要素もある?

また、もし保険証を担保として提出した場合、禁止云々とは別ですしあくまで推測の域ではあるのですが、悪用される可能性があります。

昔の名残か正規の業者でも保険証を担保として提出を求めるところがまだあるようですが、もし闇金などが相手だったならば、特に心配です。

個人情報そのものを流す方法もあるのですが(この場合は、保険証そのものがいるわけではないのですが)、偽装に使われる可能性もあります。

担保として提出を求めるような貸金業者がいたら、そこから借りることはやめた方がいいです。

担保や保証人が不要なのは今のキャッシングでは当たり前!

確かに昔は担保や保証人が必要だった時代もありました。特に銀行の場合は大きな額の融資を扱うことが多く、それが当然だったものですし、まだまだ担保や保証人を必要とする商品もあります。

しかし、使途理由が自由なキャッシングやカードローンの場合、担保や保証人を必要としていたらその分時間がかかります。

スピード融資の方が喜ばれている現在、それよりは担保不要のリスクを金利に反映し、その分少しでも早く融資へとつなげた方が、よほど顧客が増えるというものです。

今は消費者金融だけでなく、銀行もかなりの比率で無担保のローンが増えています。ですので、銀行は担保になる物件が必要だから利用できないと思っていた人も、心配する必要はありません。

保証会社があるから心配は不要!だが返済に関しては厳しい

「どうして今は無担保でいられるのか?」と疑問に思う人もいるかもしれません。大きな理由は2つあります。

  • リスクは金利が反映している
  • 保証会社が保証をしてくれる

よく銀行は消費者金融よりも金利が低いが、その分審査が厳しいと言います。これは、貸し倒れのリスクをどこまで金利に反映させているのかという点が関係しています。

銀行も消費者金融もどちらも無担保は同じなのですが、どちらにしてもこの中には当然、無担保というリスクも含まれているからです。

また、変わりに保証会社が担保や保証人の変わりを果たしているという点があります。

お金を借りている債務者が返済を滞らせた場合、保証会社が代わりに支払いを行います。

しかし、ここで安心はできません。債務者はお金を返済する必要がなくなったわけではなく、返済相手が変わるのです。元々の融資先から変わって、保証会社が債務者へ返済を求めることになります。

もちろん法律にのっとって暴力的な行為はありませんが、最初よりも厳しい態度の対応になることは必須です。借りたものは返すという点は、忘れないようにしないといけないでしょう。

無担保なりのメリットデメリットは当然ある!

今はキャッシングの主流は無担保と言いましたが、無担保ならではのメリットとデメリットはあります。

無担保のメリット・デメリット

メリット 担保の審査がない分、融資まで時間がかからない
担保や保証人を探さなくても融資が可能
信用が上がれば増額も可能
デメリット 貸し倒れリスクが含まれている分金利が高い
融資額が小額
(消費者金融の場合は年収の1/3までしか借りられない)

無担保の場合は融資額が少ないのですが、大きな金額を必要とする場合は大抵が理由も似通っているため、目的別の商品が多く用意されています。

「ちょっと旅行に行く費用が欲しい」「欲しい商品を買うのに少しお金が足りない」「一時的に生活費の補てんをしたい」など、使い道が自由な場合は、小額融資のローンで十分に使えるのではないかと思われます。

こうやって比べてみると、やはり無担保の方が使い勝手がいいように思えます。

資産があれば使える!不動産担保カードローンは高額融資

しかし「無担保だと返済できなかった時が心配だから、担保付きの方が安心して借りられる」と考える人もいるかもしれません。特に資産を持っているならば、その方が安心できるかもしれません。

もちろん、担保付きのものもあります。担保付は銀行が取り扱っています。

担保有ローンの一例

金融機関 限度額 利率(年率)
楽天銀行
不動産担保ローン
100万円~3,000万円 3.52~9.42%(5年固定金利)
りそな銀行
りそなフリーローン
(有担保型)
100万円~1億円 変動金利・年2回見直し有
東京スター銀行
スター不動産担保ローン
100万円~1億円 0.85~8.65%(変動金利)
1.25~9.15%(固定金利)

限度額は不動産の評価によって決まります。無担保のカードローンも限度額が希望通りにはいかないのは同じですが、不動産担保も評価によるので希望通りの金額が借りられるとは限りません。

しかし、無担保よりも圧倒的に高額融資が可能になります。ですので、必要とするお金の額や目的を考えてどうするかを決めるのが一番かと思います。

どちらがいい?担保型だからこそのメリットデメリットもある

無担保ならではのメリットデメリットを上記に説明しましたが、当然担保付きのタイプにもメリットとデメリットはあります。

担保型カードローンのメリット・デメリット

メリット 融資額が大きい
金利が低い
返済期間が長く設定できる
デメリット 返済できないと不動産を失
悪質な業者に引っかかると被害が大きい
融資までに時間がかかる
必要書類が多い

無担保のカードローンと比べると、メリットもある分、デメリットもそれに比例してあると考えていいと思います。

デメリットでもある融資までの時間ですが、基本的には時間がかかるのですが、今は即日融資が可能の所もあるので、急ぎの場合は対応の早い銀行を使うといいでしょう。

メリットに関しては低金利にあわせ、やはり融資額の大きさが一番ではないでしょうか。

そのため、使途理由が自由とはいえ、おおよそ似たような理由で借り入れることになるでしょう。

必要額が高額ならば担保付のカードローンの方がいい?

無担保の場合、やはり小口融資になるので(と言っても限度額が300万円や500万円の商品が多いので十分だと思われますが)、必要額が高額の場合は、担保付きの方が助かるという方もいるかもしれません。

不動産担保ローンのオススメのパターン

  • 他社での借り入れが多数ある(借金のおまとめ・借り換え)
  • 大きくまとまったお金が必要
  • 住宅リフォームなど高額出費が予定されている

もちろんこれら以外にも使い道はあるのですが、カードローンによっては例えば事業性には使えないなど、条件があるものもあるので、確認してから検討するといいでしょう。

小額融資だが無担保でも十分な額は借りられる!

基本的にキャッシングやカードローンは無担保だと頭に入れておいた方が、「保険証を担保として出す」ように言う悪徳業者に騙されないですみます。

また「保険証を担保として渡すからお金を貸してほしい」という人にも注意できたり、悪意を持った人に騙されなくてすみます。

お金を借りる時、無担保でお金を借りられることも確認できました。もちろん、高額な金額が必要な場合は担保付きでお金を借りればいいでしょう。

しかし、無担保でも基本的には十分な金額は借りられます。いろいろな業者の商品を見て、自分に向いている融資先を見つけるのが一番ではないでしょうか。

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