今はほとんど使わなくなったのですが、昔は「サラ金」という言葉をよく使いました。また、それこそ昔はサラ金がたくさんあり、実際にサラ金を利用した人も多くみえました。
もちろん今もサラ金はありますが、特に多くあった時期、その一つに「アプリコ」という会社がありました。地方にある規模の小さなサラ金なのですが、評判がイマイチでした。
評判が良くないということは、やはり闇金なのでしょうか。それとも正規の業者なのでしょうか。アプリコという会社について調べると同時に、闇金と正規の業者との見極め方を確認したいと思います。
今は消費者金融という名称で呼ぶようになったのですが、まだまだ「サラ金」と表現する人も多くいます。この違いは何でしょうか。
実は、「消費者金融」=「サラ金」なのですが、イメージとして規模の小さな消費者金融をサラ金と捉える人もいるようです。
そんなサラ金のひとつに、「アプリコ」という会社があります。アプリコは和歌山県にある規模の小さなサラ金になります。
地方にあるため全国的な知名度はないのですが、地元ではわりと知られたサラ金です。当時は、審査が甘いという評判もありました。また、地方のサラ金ではあったのですが、知名度の割には東京方面など他県からの利用者もあり、対応していたようです。
アプリコは地方の小さなサラ金と説明しましたが、今はその業務はすでに終了していると考えてよさそうです。
というのは、現在貸金業者としての登録がないからです。
貸金業者は通常、財務局、または都道府県知事への登録が義務付けられています。また、こちらは義務ではないのですが、貸金業者としての健全な運営の証明にもなるので(もちろん目的はそれだけではないのですが)日本貸金業協会へ登録している業者は多くいます。
このどちらにもアプリコは登録していないのです。10年ほど前には和歌山県知事への登録があったようなのですが、今はありません。
2010年に改正された貸金業法が施行され、それに対応できなくなった多くの貸金業者が、業務縮小や廃業に追い込まれました。
アプリコも規模が小さかったため、他社同様に影響を受けたと考えても不思議はないはずです。
元々アプリコの経営者は、貸金業だけでなく梅干しや酒類の販売を始め、多角経営していたとの情報もあるので、貸金業務から撤退しても問題ないのかもしれないですね。
現在は経営されていないアプリコですが、以前は闇金だと言う話もあります。今は更新されていない口コミの当時の記録や情報を見ても、あまりいい評判はないようです。
もちろんきちんと返済を行っていれば問題ないですし、そもそも返済をしない方が悪いという考え方もあるかもしれません。しかし、返済を滞らせたら何をしてもいいわけではありません。守られるべき点はあり、必要以上に強硬な取り立ては法律違反になります。
もちろん正規の業者でも状況によっては行政処分を受けることだってあるかもしれません。ただ、やはり行政処分を受けるというのは、業者の良し悪しの判断材料の一つになります。
これらの点を考慮すると、やはりアプリコは良い業者とは言い切れないと考えられます。
況してや今は、貸金業者としての登録もありません。そのためか、闇金リストにはアプリコの名前は見つかりません。
地方にあるために細かい情報が得られにくい状況であるのですが、もし今現在、ネットの噂にもならない程度に細々と貸金業を行っていたとしたら、それは要注意です。
基本的には行政への登録を行っていないところはまず闇金と考えられるため、オススメできる業者とは言えません。
アプリコの場合はすでに業務を行っていないと思われるので、現状では闇金かどうか断言はできませんが、一般的には小さなサラ金業者の中に闇金が紛れ込んでいることは、よく言われることです。
しかし逆の場合もあるわけで、規模が小さいからこそ一人ひとりの顧客を大事にし、審査に関しても「ブラックでも対応してくれる」と言う評判があるような、大手消費者金融よりも柔軟に対応してくれる所も多々あります。
比べてみるとかなり両極端に思えるはずです。この差は大きく、闇金かどうかの見極めは、その人の今後の生活に大きく左右します。
アプリコの件では闇金とは言い切れないグレーのままでしたし、場合によっては事細かいことまでの情報を得ることはできない場合もあります。
それでもこのように少しでも情報を得ることができれば、多少なりとも注意することは可能です。サラ金に関しては、心配ならばそこからお金を借りなければいいのです。
どこのサラ金を対象としてもその業者が正規の業者かどうかを判断するには、まずこれらの登録情報がどうなっているのか、インターネットで検索を掛けることから初めてみるといいでしょう。
これらのサービスを使うのが、一番わかりやすいと思います。
貸金業者としての登録は必須なので、金融庁での検索サービスは必ず行うぐらいのつもりがいいです。
日本貸金業協会に関しては、会員登録は絶対ではなく任意になっています。例えば正規の業者でも協会の縛りを嫌う所は会員登録を行っていません。会員かどうかは、あくまで目安にした方がいいです。
日本貸金業協会のホームページには、闇金業者かどうかを調べる検索サービスもあります。
もちろん100%ではないのですが、やはり目安にはなるので心配な方はこちらで調べることも可能です。
試しに「モビット」で検索してみたところ、次のように情報がヒットしました。(モビット審査はこちら)
他にも闇金に関する情報を提供しているところがあります。
整理すると、これらの所での闇金の情報を得ることができます。
また相談窓口もいくつかあります。
困った時は、まずは相談から始めてみるのが、後々ひどい状況に陥らないですむでしょう。
闇金とはっきりわかる目安の一つに、違法行為があるかどうかが重要なポイントになります。
もちろん、取り立てに関しても違法かどうか判断することはできますが、特に金利が数字で判断できるのでわかりやすいかもしれません。
法律で決められている金利の上限(年率)
元金額 | 利息 |
---|---|
10万円未満 | 20% |
10万円以上100万円未満 | 18% |
100万円以上 | 15% |
闇金の場合、利息を%表記せずに金額で説明することがあります。これは、金利がわからないようにしているからです。しかし計算してみると想定外に高い金利になっている場合が多いです。
必ず金利を聞くべきです。もし説明ができなければ、闇金の可能性が大です。金額説明のみで、%での説明がなければ自分で計算してもいいと思います。自分で計算するのが苦手でしたら、やはり%説明ができない時点でそこから借りるのは、やめた方がいいでしょう。
金利以外で違法と見られる点も知っておくといいでしょう。
他にもありますが、このようなことを行うのはやはり闇金と考えられます。すぐに専門家に相談しましょう。
CMで見るような大手消費者金融以外にも、全国にはサラ金と呼ばれる小さな貸金業者は今だ多く存在します。中には、その地域では結構知られている業者もあるでしょう。
ある程度の知名度があり評判も良ければさほど心配は必要ないでしょうが、状況によっては「お金を借りたいけど心配だ」という人もいるかもしれません。
特にブラックと呼ばれる銀行や大手消費者金融の審査に通らないような人は、返済のことも含め心配の種がつきないでしょう。
アプリコのように業務が行われていない場合は兎も角、実際にまだ貸金業者として機能しており、調べた結果怪しい場合は、そこから借りることは避けましょう。
探せば親切に対応してくれる業者はあるはずです。
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